<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
		xmlns:xhtml="http://www.w3.org/1999/xhtml"
>

<channel>
	<title>ツキノワグマ事件簿</title>
	<atom:link href="http://tukinowaguma.net/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>http://tukinowaguma.net</link>
	<description>なぜツキノワグマは人を襲うようになったのか？自然の変化を鋭く見つめ続けてきた動物カメラマン宮崎学が送る新メッセージ</description>
	<pubDate>Fri, 16 Jul 2010 03:55:41 +0000</pubDate>
	<generator>http://wordpress.org/?v=2.6.1</generator>
	<language>ja</language>
			<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://tukinowaguma.net/feed" />
		<item>
		<title>ツキノワグマが動物園にやってくる理由は…</title>
		<link>http://tukinowaguma.net/archives/670</link>
		<comments>http://tukinowaguma.net/archives/670#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 16 Jul 2010 03:55:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://tukinowaguma.net/?p=670</guid>
		<description><![CDATA[
岩手県盛岡市の動物園にツキノワグマがやってきたというニュースは、面白かった。
どこが面白いかといえば、「まさか」と予想してなかった人間たちの驚きぶりがオモシロかったのである。
ツキノワグマは野生動物だから、動物園になん [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="200705262158" rel="lightbox[670]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/200705262158.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-671" title="200705262158" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/200705262158-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" /></a></p>
<p>岩手県盛岡市の動物園にツキノワグマがやってきたというニュースは、面白かった。<br />
どこが面白いかといえば、「まさか」と予想してなかった人間たちの驚きぶりがオモシロかったのである。<br />
ツキノワグマは野生動物だから、動物園になんて来ないものと安心しきっていた人間たちの無関心さがオイラにはめちゃくちゃ面白い、のである。</p>
<p>ツキノワグマの行動や習性を知らない人には説明しても分からないだろうが、熊は動物の臭いが好きだからである。<br />
動物の糞尿や体臭が好きだし、これを嗅ぐと妙に落ち着くからである。<br />
そして、ついでに、餌となるものがあれば頂戴していくというのが野生のツキノワグマの行動だから、動物園にかぎらず、養鱒場や養鯉場、養鶏場、養豚場、養牛場…など、動物が飼育されている周辺には必ず関心を示してやってきているのである。<br />
その事実を目撃できていないだけのことであって、今回はたまたま目撃したから騒ぎになったというワケである。<br />
なので、今後も意識して観察していれば、ツキノワグマは必ず再びやってくることはまちがいない。</p>
<p>これはなにも、岩手県だけの問題でなく、全国的にも当てはまることなのである。<br />
そもそも動物園や公園は広い土地も必要だし、緑濃い自然環境のいいところに併設するものである。そして、その環境は野生動物たちの行動ルートにつながっているところが多いので、そのような立地条件をわれわれ現代人は視野にいれながら把握しておく必要があるからだ。</p>
<p>長野県でも、遠い岩手県でおきたツキノワグマ騒動だと安心しているところがあるのかもしれない。<br />
しかし、飯田市にある市立動物園、松本市にあるアルプス動物公園、長野市の茶臼山動物園、須坂市の市立動物園は、現実にツキノワグマがいつ現れてもおかしくない立地条件にある。<br />
いや、目撃されてないだけで、日常的に近所を徘徊している可能性は充分にあるといえる。<br />
これら４つの動物園には実際にオイラも出かけているので、周辺環境がどうなっているかはよく知っている。<br />
その上で、ツキノワグマの行動習性の視点で環境を見直せば、まちがいなく熊の徘徊コース上にあるから関係者は注意しておく必要があろう。</p>
<p>現在のツキノワグマは、素人さんが想像する以上に個体数が増えてきているので、今後はそうした環境をきちんと把握しながら私たちがどう対処していくかといったところにきているからである。<br />
これまで日本の自然環境を甘くみて呑気に構えてきた現代人への反省点として、今回の動物園へのツキノワグマの出現はいいキッカケづくりとなったのではないか、と思っている。</p>
<p>写真：安心している現代人の心理をツキノワグマも笑っている。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://tukinowaguma.net/archives/670/feed</wfw:commentRss>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://tukinowaguma.net/archives/670" />
	</item>
		<item>
		<title>「となりのツキノワグマ」が出版となる</title>
		<link>http://tukinowaguma.net/archives/658</link>
		<comments>http://tukinowaguma.net/archives/658#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 08 Jul 2010 00:36:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://tukinowaguma.net/?p=658</guid>
		<description><![CDATA[
岩手県の盛岡市動物公園内で野生のツキノワグマが目撃されたというニュースがあった。
「あれー！　動物園にクマがいてはいけないのぅ…？」
なーーんて、つい、突っ込みたくなるような笑えるニュースだった。
今年も、相変わらずツ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="119" rel="lightbox[658]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/119.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-659" title="119" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/119-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" /></a></p>
<p>岩手県の盛岡市動物公園内で野生のツキノワグマが目撃されたというニュースがあった。<br />
「あれー！　動物園にクマがいてはいけないのぅ…？」<br />
なーーんて、つい、突っ込みたくなるような笑えるニュースだった。</p>
<p>今年も、相変わらずツキノワグマの目撃情報が全国的に多発している。<br />
こんなに目撃されているのに、ツキノワグマは絶滅するほどに数が減じている野生動物なのだろうか？<br />
目撃例が増えているということは、単純に考えても、それだけツキノワグマの数が増加しており分母が大きくなっていると考えるのがふつうだ。<br />
なのに、「奥山が荒廃して餌不足の熊は里へでてくるかわいそうな動物」、などと根拠のない使い古された言葉ばかりが一人歩きをしている。<br />
自然界全体をはかる自分の技術のなさを、こういう言葉に転化して逃げるのはもうやめてもらいたい、と思う。</p>
<p>山林「荒廃」とは、何を意味しているのかを考えて欲しい。<br />
荒廃とは経済的視点でみた林業用語でいうところの「荒廃」であって、間伐も下草刈りもされず手入れの行き届かない現在の放置林は、野生動物たちからみれば餌も豊富にあって隠れ場所も提供されている「野生天国」なのである。</p>
<p>だから、ツキノワグマは、ここ３０年間で確実に増えている。<br />
しかも、その増加率は右肩上がり、なのである。<br />
日本は先進国のなかでも国土の三分の二は森林という緑豊かな森林大国であって、山野は決して荒廃なんてしてないからである。<br />
林業経済からみた荒廃という表現をツキノワグマの生息地である林野の土俵に当てはめてしまうのはまちがいであり、それに気づかないまま熊の減少を唱える学者や専門家がいるとすれば、それは日本の自然界の仕組みが見えてない初心者であって、ツキノワグマを語る資格がない、とオイラは断定したい。</p>
<p>ツキノワグマは、はたして全国に何頭生息しているのか？<br />
そして、何頭まで減れば絶滅への道を歩むのか。<br />
何頭以上になれば、余剰部分をコントロールしてもいいのか。<br />
そうした基本線となる数字を出そうとする発想力もなければ行動力も現代の日本の自然科学者には、とにかくないようだ。<br />
このような数字を出すことは、誰かがやってくれるものでもないから、アマチュアでも自分の力で足元の自然環境を読み調べてみようとするちょっとした努力を日本各地で模索してみてもいいのではないか？</p>
<p>そうした人たちのためにも、「となりのツキノワグマ」といういい教科書ができた。<br />
たった２２００円で、写真だけでも３７７枚も収められているウルトラサービス本だ。<br />
ここで、１枚の写真に何が写っているのか、写真をじっくりしっかり見て読んでもらいたい、と思う。<br />
とにかく、１枚の写真を撮る裏側にはどのくらいの思考があって、ツキノワグマの習性を熟知したうえでの知恵とアイデアが生かされているかが分かってもらえると思う。<br />
もっとも、写真を「読む」には、それなりの生態知識とカメラ技術をもちあわせていないと正確に読み解くことはできないものだが、技術なんてものはあとから努力すればついてくるものだから、まずは参考書として手に入れるのもいいだろう。<br />
研究者でもなければ専門家でもない写真家だって、写真集というカタチでこうした視覚論文が出せるのだから、ツキノワグマを探るにはどのような新しいアイデアで迫っていくかといった「視点」に早く気づいてもらいたいと思う。</p>
<p>あなたのすぐ「となり」にツキノワグマが来ているのだから、まずはそのことに気づき、日本各地ではじめてもらいたい一冊である。</p>
<p>「となりのツキノワグマ」  新樹社刊　定価＝本体２２００円＋税</p>
<p><a title="214" rel="lightbox[658]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/214.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-660" title="214" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/214-300x110.jpg" alt="" width="300" height="110" /></a></p>
<p><a title="313" rel="lightbox[658]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/313.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-661" title="313" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/313-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" /></a></p>
<p><a title="49" rel="lightbox[658]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/49.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-662" title="49" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/49-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" /></a></p>
<p>写真：<br />
１）「となりのツキノワグマ」の表紙。奥山放獣されたハズの耳タグつき親子写真を深読みしてもらうためにわざと表紙にした。<br />
２）食べ物と糞。<br />
３）ツキノワグマの糞による盆栽。<br />
４）雄大な風景のなかにも、見方を変えればツキノワグマの動きが明確にみえてくるから面白い。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://tukinowaguma.net/archives/658/feed</wfw:commentRss>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://tukinowaguma.net/archives/658" />
	</item>
		<item>
		<title>熊のエリアで疥癬症キツネは死んでいた</title>
		<link>http://tukinowaguma.net/archives/652</link>
		<comments>http://tukinowaguma.net/archives/652#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 07 Jun 2010 01:31:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://tukinowaguma.net/?p=652</guid>
		<description><![CDATA[
６月６日、無人撮影ロボットカメラの点検に行った。
そのとき、森の中で異臭が強烈に漂ってくるのを感じた。
「おかしい…？」と思い、あたりを探れば、そこにはキツネの死体があった。
死後３日ほどの死体だった。
ウジが猛烈な勢 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="118" rel="lightbox[652]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/118.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-653" title="118" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/118-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" /></a><br />
６月６日、無人撮影ロボットカメラの点検に行った。<br />
そのとき、森の中で異臭が強烈に漂ってくるのを感じた。</p>
<p>「おかしい…？」と思い、あたりを探れば、そこにはキツネの死体があった。<br />
死後３日ほどの死体だった。<br />
ウジが猛烈な勢いで活動しており、カラスだったのだろうか腐敗したキツネの腸を引きずり出してあったが食べるのを諦めた様子だった。<br />
シャツの袖で鼻をふさいで、呼吸をとめて、オイラは大急ぎで撮影をしてきた。</p>
<p><a title="213" rel="lightbox[652]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/213.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-654" title="213" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/213-300x110.jpg" alt="" width="300" height="110" /></a></p>
<p>死んだキツネは、その体毛の抜けぐあいから先日撮影されたカイセンダニにやられた個体にまちがいなかった。<br />
撮影地点から、わずかに６０ｍのところで死んでいた。<br />
撮影日は５月１８日だったから、そのご３週間弱でこのキツネは死んでしまったと思われる。<br />
意外に早くに逝ってしまった、ようだ。<br />
これも自然界の死をめぐる、ひとつの発見だった。</p>
<p><a title="312" rel="lightbox[652]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/312.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-655" title="312" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/312-300x98.jpg" alt="" width="300" height="98" /></a></p>
<p>そういえば、カイセンダニにやられたキツネを撮影した同じ場所で、２００７年１２月７日にも同じようなキツネを撮影していたことがわかった。<br />
このときのキツネも、尻にほとんど毛がなく、すでに重症だった。<br />
このようすからして、たぶんこの個体もまもなく死んでしまった可能性が高い。<br />
やはり、無人撮影ロボットカメラは長期間運用することによって、見えざる自然界のナマの姿を記録してくれるからすばらしいことだと思う。<br />
そして、その記録をきちんと分析して検証できることが、ロボットカメラを運用する秘訣だろう。</p>
<p><a title="48" rel="lightbox[652]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/48.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-656" title="48" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/48-198x300.jpg" alt="" width="198" height="300" /></a></p>
<p>このキツネの現場には、小規模ながら疥癬症となった若いツキノワグマのいることは前回にも述べた。<br />
その個体の最新写真（６月５日０３時５６分撮影）が、コレである。<br />
疥癬症は小規模と感じるが、これはこれでクマにとってはけっこう重症なのかもしれない。<br />
顔を見るかぎり、かなり元気そうだが、カイセンダニは静かに確実に進攻しているようだ。<br />
ちなみに、この若いツキノワグマはメスであることが判明している。<br />
今後どれほど観察ができるかわからないが、このクマの推移を見守りたいと思う。</p>
<p>写真：<br />
１）３歳になるメス熊だが、顔は元気そうだ。<br />
２）こういう死体を確認できるのも、フィールドで五感をフル稼働させていないと発見できない。<br />
３）これらの写真結果から、２～３年置きにカイセンダニが復活したり消滅していることがわかる。<br />
４）尻が疥癬症になっているが、はたして今後どこまで進行するのかあるいはすぐに死が待っているのか？<br />
熊のメスの陰部には、小水用の導毛があるのはご存知だろうか…？</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://tukinowaguma.net/archives/652/feed</wfw:commentRss>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://tukinowaguma.net/archives/652" />
	</item>
		<item>
		<title>カイセンダニに熊が感染すれば意外に弱いかも…？</title>
		<link>http://tukinowaguma.net/archives/646</link>
		<comments>http://tukinowaguma.net/archives/646#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 31 May 2010 00:18:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://tukinowaguma.net/?p=646</guid>
		<description><![CDATA[
ツキノワグマのメインストリートとなる「けもの道」に、カイセンダニに罹患したキツネがやってきた。
キツネは口に、２０ｃｍほどのイワナかヤマメをくわえていた。
２０１０年５月１８日、夜１０時３２分。
現場から２００ｍほどの [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="20100518e380802-dsc_7843" rel="lightbox[646]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/20100518e380802-dsc_7843.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-647" title="20100518e380802-dsc_7843" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/20100518e380802-dsc_7843-300x98.jpg" alt="" width="300" height="98" /></a></p>
<p>ツキノワグマのメインストリートとなる「けもの道」に、カイセンダニに罹患したキツネがやってきた。<br />
キツネは口に、２０ｃｍほどのイワナかヤマメをくわえていた。</p>
<p>２０１０年５月１８日、夜１０時３２分。<br />
現場から２００ｍほどのところには、渓流がある。<br />
時間帯にして、渓流魚たちの動作が鈍っている時間だから、キツネも渓流の浅瀬でイワナを捕まえている可能性がある。<br />
それをお土産に、巣穴で待つ子供たちのところへ帰る途中、なのだろうか？</p>
<p>ところが、このキツネをよくみれば、かなりひどいカイセンダニにやられている。<br />
キツネ特有の自慢のふさふさ尻尾も、毛が抜けてしまって貧相だ。<br />
顔から顎、首、下腹部も、かなり症状が進んでいる。<br />
ここまで進行すれば、末期的症状なので、キツネの寿命はそんなに長くはないと思われる。<br />
なぜならば、これまでキツネやタヌキの疥癬症をたくさん目撃してきているが、ここまでいけばほとんどが生き残っていない、からだ。<br />
たぶん、この個体も子育て中であったとしても、育児半ばにして生命が絶える可能性大だろう。<br />
可哀そうだけれど、野生の世界には福祉も病院もないのだから仕方がない。<br />
これでいいのだ、これが野生というもので、自然界が生命のコントロールをつづけてくれるからである。</p>
<p>そして、このキツネが歩いた場所をツキノワグマもやってきた。<br />
キツネからカイセンダニが地上に落ちていれば、よく地べたりあんをするクマだから、まちがいなく罹患する。<br />
まだ、大規模に罹患したツキノワグマを見たことがないから、ツキノワグマはほんの少しの疥癬症でも弱って死んでしまうのかもしれない。<br />
そんなことを視野にいれながらフィールド観察を地道に続けていくことも、自然界をそしてツキノワグマの実態を知ることになるような気がする。<br />
そのための長期観察を行っている無人撮影ロボットカメラだから、こうした技術や身銭もきらずに、ツキノワグマのことは語れないと思う。<br />
これも、黙して語らない自然界のツキノワグマの実態のほんの一部を知って、そこから考えていきたいと思っているからである。</p>
<p>写真：疥癬症のキツネと同じ場所をこれまでツキノワグマが数十頭も通過していっている。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://tukinowaguma.net/archives/646/feed</wfw:commentRss>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://tukinowaguma.net/archives/646" />
	</item>
		<item>
		<title>「となりのツキノワグマ」出版準備中</title>
		<link>http://tukinowaguma.net/archives/637</link>
		<comments>http://tukinowaguma.net/archives/637#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 04 May 2010 03:16:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://tukinowaguma.net/?p=637</guid>
		<description><![CDATA[
世間はＧＷまっしぐら。
信州にも、それはそれは人出もたくさん。
いったい、どこに、これほどの人間が潜んでいたのかと、感心してしまう。
そんなＧＷだが、オイラは静かに仕事をしている。
「となりのツキノワグマ」という写文集 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="1-1" rel="lightbox[637]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/1-1.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-638" title="1-1" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/1-1-300x212.jpg" alt="" width="300" height="212" /></a></p>
<p>世間はＧＷまっしぐら。<br />
信州にも、それはそれは人出もたくさん。<br />
いったい、どこに、これほどの人間が潜んでいたのかと、感心してしまう。</p>
<p>そんなＧＷだが、オイラは静かに仕事をしている。<br />
「となりのツキノワグマ」という写文集を「新樹社」から出すので、その校正をやっているところだ。<br />
ツキノワグマでは３冊目の本になるが、丁寧に自然界を見ていけばツキノワグマだって案外身近なところにいるということを伝えるための本である。</p>
<p><a title="47" rel="lightbox[637]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/47.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-639" title="47" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/47-300x222.jpg" alt="" width="300" height="222" /></a></p>
<p>とにかく、いかにして自然を読みそこに生息している野生動物たちを探るか。<br />
自分で探る努力もしないまま、たいした経験もない著者の書いた文章などを参考にしているだけで自然を分かってしまったような気分になることは危険だ。<br />
そんな自然を探るためには、経験にもとづいたたくさんのアイデアを駆使していけば、「黙して語らない自然界」も見事に応えてくれるものである。<br />
悩殺の股間撮影（マタミール）など、ブログでは公開しない写真もたくさん含まれているし、読者が研究や観察をするためにここからアイデアを引き出すのも勝手。<br />
そうしたアイデア満載の「となりのツキノワグマ」。</p>
<p>６月中旬発行をメドに、いま産みの苦しみの最終段階をやっているところである。</p>
<p>乞う、ご期待！</p>
<p>ＩＳＢＮ978-4-7875-8605-6<br />
発行：新樹社</p>
<p>（ご予約は、お近くの本屋さんにどうぞ。）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://tukinowaguma.net/archives/637/feed</wfw:commentRss>
		<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://tukinowaguma.net/archives/637" />
	</item>
	</channel>
</rss>
