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	<title>ツキノワグマ事件簿</title>
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	<description>なぜツキノワグマは人を襲うようになったのか？自然の変化を鋭く見つめ続けてきた動物カメラマン宮崎学が送る新メッセージ</description>
	<pubDate>Sun, 07 Mar 2010 23:28:49 +0000</pubDate>
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		<title>ツキノワグマが庭先まできているのに…</title>
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		<pubDate>Sat, 06 Mar 2010 03:48:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

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		<description><![CDATA[
伊那谷の林の一角に小さなオーガニックレストランがある。
そのレストランは、子供たちになるべくよい本を見せようと数百冊の絵本などを並べてもいる。
あるとき、ボクはこのレストランへ食事に出かけた。
窓辺のテーブルからは、手 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="114" rel="lightbox[580]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/114.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-581" title="114" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/114-300x175.jpg" alt="" width="300" height="175" /></a></p>
<p>伊那谷の林の一角に小さなオーガニックレストランがある。<br />
そのレストランは、子供たちになるべくよい本を見せようと数百冊の絵本などを並べてもいる。</p>
<p>あるとき、ボクはこのレストランへ食事に出かけた。<br />
窓辺のテーブルからは、手を伸ばせば木々の枝をつかまえることができた。<br />
もちろん、それらの木々は林の奥まで続いていた。</p>
<p>主人は、ボクが何冊もの出版物があることを知っていたので、かなり親しげに話しかけてきた。<br />
そして、いろんな会話のあとで、<br />
「ここのレストラン脇にもクマがくるから、夜間などの外出はほんとうに注意してくださいね」、<br />
とボクは言った。<br />
すると主人は、<br />
「そんなバカなぁー　クマなんてこんな場所には来ない…」。<br />
さも、いい加減なことをボクが言っているような目つきで、否定した。</p>
<p>こんな人にクマなど野生動物の話をこれ以上してもムダだと思ったから、ボクは話題をそらした。<br />
しかし、このレストランから３００ｍのところには、実際にはツキノワグマが何回もきている場所がある。<br />
もちろん、通学路だって近くにあるし、ボクはツキノワグマの行動力を知っているから、認識を新たにしてほしくて言ったまでだ。<br />
それなのに、子供にはよい絵本を、食生活はオーガニックを、と理想だけは高い。</p>
<p><a title="29" rel="lightbox[580]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/29.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-582" title="29" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/29-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" /></a></p>
<p>同じ伊那谷という風光明媚で自然環境の豊かなところに生活していながら、こんなにも足元の自然環境を見ていないのか、とあきれてしまった。<br />
自然は、アフリカの草原やアラスカ、カナダの森林帯にしかないと思っているレストランのご主人。<br />
この意識ギャップこそが、ボクには事件だと思った。</p>
<p>いつから、日本人はこうまで自然を見れなくなってしまったのだろうか。<br />
よい「絵本」だと思っている数百冊の蔵書そのものが、もはやここではムダなことだと思った。<br />
たくさんの自然環境が足元にあるというのに、地域住人がここのレストランへやってきて親子で「絵本」を読んで満足していくのかと思うと末恐ろしさをも感じた。</p>
<p>ちなみに、ここには、ボクの本は一冊もなかった。<br />
それで、いいのだが。<br />
<a title="39" rel="lightbox[580]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/39.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-583" title="39" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/39-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" /></a><br />
写真上から：<br />
１）矢印のところまでツキノワグマは平気でやってきている。もちろん、ここは道路も人家もレストランも公園も、ある。この写真の中だけでも４万人強の人口があるが、誰一人として野生動物たちがどこを歩き回っているかなんて考えたことのある人間はまずいないだろう。<br />
２）ふだん見慣れている風景でも、ちょっと雪が降れば、「けもの道」がくっきりと見えてくる。この道をツキノワグマも歩く。こうしたちょっとした視点から自然界を考え発想し、無人カメラが無理ならヘアートラップなどを仕掛けて探ってほしいものだが、田舎の人間とて現代社会では意識が退化家畜化されてしまっているから期待するのも無理だろう。<br />
３）里のケヤキの元に遊びにきた子熊。１００ｍ先には通学路がある。</p>
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		<title>もう活動をはじめているツキノワグマ</title>
		<link>http://tukinowaguma.net/archives/577</link>
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		<pubDate>Mon, 01 Mar 2010 12:00:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

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		<description><![CDATA[
今朝、知人から電話がきた。
昨日（２月２８日）、近所の高速道路を運転中に子熊が法面を駆け上がっていくのが見えたそうな。
運転中だったし、高速道路なので停めることもできなかったが、まちがいなく子熊だったとのこと。
知人は [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="dsc_48701" rel="lightbox[577]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/dsc_48701.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-578" title="dsc_48701" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/dsc_48701-300x199.jpg" alt="" width="300" height="199" /></a></p>
<p>今朝、知人から電話がきた。<br />
昨日（２月２８日）、近所の高速道路を運転中に子熊が法面を駆け上がっていくのが見えたそうな。<br />
運転中だったし、高速道路なので停めることもできなかったが、まちがいなく子熊だったとのこと。<br />
知人は、鉄砲はやらないが有害駆除でイノシシを罠で捕まえているから、クマを見間違えることはない。<br />
なので、この目撃情報は確か、だ。<br />
子熊発見現場は、ボクのフィールド内でもあるから、ここはしっかり監視の目を緩めないようにしなければならない。</p>
<p>そういえば、中央アルプスの反対側では、２月２３日に山林作業員が親子グマに襲われてケガをしている。<br />
これらの事件をみても、すでにツキノワグマが行動に出ていることは疑う余地もないだろう。<br />
これまでの早い時期の観察では、４月上旬には出没が確認できているし、未確認ながら２月の厳冬期に大きな糞もみたことがある。<br />
また、ボク自身でも昨日は雨で解けかけた糞を見ている。<br />
この糞は、クマに間違いなさそうだったが、とにかくかなり緩んでいたので確証がもてないでいるが、環境的にも充分にクマの行動エリア内だった。</p>
<p>それにしても、ツキノワグマは繁殖力が弱いから増えないと巷間いわれている。<br />
だから、絶滅する、のだと。<br />
なのに、どうしてこんなにも親子熊が目撃されるのだろうか？<br />
ボクのカメラにも、ここ何年間でもかなりの親子熊が記録されている。<br />
こんなに子供が生まれているのに、絶滅するとは、不思議だなぁー、と思う。</p>
<p>まあ、そんなことも含めて、本日はしっかりカメラのメンテナンスにもでかけてきた。<br />
明日にはあと２台のカメラを大至急設置しなければならないと思っている。<br />
今年はクマの動きは早いし、いろんなことを予感させてくれる。</p>
<p>写真：この子熊はずっと孤児だった。あるとき、突然姿が見えなくなった。</p>
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		<item>
		<title>熊も個体によって性格もさまざま</title>
		<link>http://tukinowaguma.net/archives/574</link>
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		<pubDate>Wed, 17 Feb 2010 00:39:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

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		<description><![CDATA[
３年間も、同一地域を狙って無人撮影カメラが毎日作動しているといろんな発見もある。
たくさんのツキノワグマの個体が記録されながら、姿だけでなく「性格」までもが分かってくるからだ。
ツキノワグマのなかには、この写真が示すよ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="20080516-3mai" rel="lightbox[574]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/20080516-3mai.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-575" title="20080516-3mai" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/20080516-3mai-300x64.jpg" alt="" width="300" height="64" /></a></p>
<p>３年間も、同一地域を狙って無人撮影カメラが毎日作動しているといろんな発見もある。<br />
たくさんのツキノワグマの個体が記録されながら、姿だけでなく「性格」までもが分かってくるからだ。</p>
<p>ツキノワグマのなかには、この写真が示すように、撮影された瞬間に警戒して逃げ出す個体も少なくない。<br />
これまでの写真を分析してみても、かなり警戒心の強い個体がいることはたしかだ。<br />
このような警戒心の強い個体が再度この「けもの道」にやってきたときにはどのような行動を示すのか、そこにも興味がある。<br />
それは、カメラに写されたことを記憶している熊がいて、次回にこの場所を巧みに避けて行く個体も少なからずいるからである。</p>
<p>カメラを警戒する個体は、少なくも撮影と同時に発光するストロボの光に反応していることは確かだ。<br />
なので、光の出ないストロボの開発もこれからは必要になってくる。<br />
それはすなわち赤外線なのだが、これによる長期間の撮影実験もやってみる必要が出てきた。<br />
相手に気取られず、カメラだけが確実に記録しつづける。<br />
そうすれば、また新たな行動の発見も必ずできると思っている。<br />
今年は、そんなカメラの開発もして、実行に移さなければならない。</p>
<p>とにかく、自然界は黙して語らない世界なので、いろいろやってみる必要がある。<br />
試行錯誤を繰り返しながら、いちばんいい方法を見つけ出していけば効率よくツキノワグマの世界が見えてくるからである。</p>
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		<title>平成時代の熊を語る独自な発想力…</title>
		<link>http://tukinowaguma.net/archives/563</link>
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		<pubDate>Thu, 21 Jan 2010 05:38:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

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		<description><![CDATA[
今年も、新しい年がやってきた。
ここ５年ばかり、長野県のツキノワグマを追ってきたが、こんなことをいつまでもやっているわけにはいかない。
今年あたりで区切りをつけよう、と思っている。
ボクは、研究者でも、専門家でも、行政 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="113" rel="lightbox[563]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/113.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-564" title="113" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/113-199x300.jpg" alt="" width="199" height="300" /></a></p>
<p>今年も、新しい年がやってきた。</p>
<p>ここ５年ばかり、長野県のツキノワグマを追ってきたが、こんなことをいつまでもやっているわけにはいかない。<br />
今年あたりで区切りをつけよう、と思っている。<br />
ボクは、研究者でも、専門家でも、行政でもないのだから、自分自身が納得するまでツキノワグマのことを知ればそれでいい、からである。<br />
ツキノワグマは確実に増えているし、ボクにとっては普通に棲む日本の野生動物であるということも分かったので、一定量の仕事ができてしまえばそれでいいのである。</p>
<p>日本のツキノワグマは今すぐ絶滅するようなヤワな生物でもないし、ドングリやブナの実りだけで左右されて生きているような単純な生物でもない。<br />
それなのに、まったく新しい発想力を駆使して調査しないばかりか、その方法論や技術論も確立できないまま「ツキノワグマ絶滅論」を掲げて、日本中があまりにもの低レベルな自然思考に陥っていることへの再確認ができた、とボク自身は思っている。</p>
<p><a title="28" rel="lightbox[563]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/28.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-565" title="28" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/28-300x99.jpg" alt="" width="300" height="99" /></a></p>
<p>日本中に何頭のツキノワグマがいて、現在の自然界でどれだけの数が適正なのか。<br />
どこまで減少すれば絶滅するのか、どこまで増えれば余剰部分を間引いてもいいのか。<br />
そんな基本的なことにも気づこうともしないまま、社会全体がツキノワグマのことをマクロ的に捉えることのできない発想力の弱い人間ばかりとなってしまった。</p>
<p>ツキノワグマには、必ず通る地域があるし、そこにはメインストリートとなる「けもの道」もできる。<br />
集団でそのような地域を移動するツキノワグマだが、それでいて個々にいろんな食物嗜好もあることが分かっている。<br />
さらには、時代の変化と共に現代社会をいろんな角度から学習しながら、メンタル面でもどんどん変化してきているのもツキノワグマなのである。<br />
そして、ニホンジカの激増地域では、シカを捕食しているツキノワグマが確実に数を増しているのだから、食肉目「クマ科」動物としてのツキノワグマの変化を再認識しながら理解しなければならないことは明白だ。</p>
<p><a title="38" rel="lightbox[563]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/38.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-566" title="38" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/38-300x98.jpg" alt="" width="300" height="98" /></a></p>
<p><a title="45" rel="lightbox[563]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/45.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-567" title="45" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/45-300x96.jpg" alt="" width="300" height="96" /></a></p>
<p>写真家なのに、ボクは自然界からのちょっとしたサインを受け止めながら、現代の自然界の変化をマクロ的に捉えることをするから仕事のスピードを保てるのである。<br />
そのためには、誰にも頼ることはしないし、身銭はすべて切ることにして、行動している。<br />
だから、どこにも誰にも、気兼ねをすることはないので、仕事もスピーディーに的確に進むというものだ。</p>
<p>それなのにツキノワグマを語るヒトのなかには、調査するにも身銭を切ることもしなければ、行動力も技術力も発想力も乏しく、また、クマのぬいぐるみを想像させているだけの低次元な精神構造であたかもツキノワグマのすべてが分かってしまったかのような論調で社会に混乱を与えていくことはよくない、と思う。<br />
自然を語る人たちのレベルが日本ではそのくらい低いものとなってしまい、そういったところの指摘もできないような社会になってしまったことに、ボクは残念さを感じると同時に滑稽さをも覚える。</p>
<p><a title="51" rel="lightbox[563]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/51.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-568" title="51" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/51-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" /></a></p>
<p>なのでボクは、これらの技術や自然を見つめる視点は、自分のために使いきればいいのであって、他人や社会に期待もしないし、アテもしていない。<br />
プロの写真家なのだから、ここはやはり自分の仕事だけに反映させればいいことであって、ブログで斬新な情報提供をする必要もない、と思うようになってきた。</p>
<p>ツキノワグマにどう迫っていくかといった企業秘密としての実験や、公開できないコロンブスの卵ともいえる相当数のウルトラＣが、ボクにはまだまだたくさん隠されている。<br />
これらは、クマ以外の仕事をしながら順次発表していくことにするつもりだ。<br />
新しい技術を公開しても日本社会では、２０年、３０年遅れのタイムラグでやっと世間の意識が動きはじめてくることは、これまでの経験で自分自身がいちばんよく分かっていることでもある。<br />
そして、このような技術と発想力は自分にしか使えないことも、知っている。<br />
なので、自然界をどう見るのかといった「視点」、それをどう捉えていくのかといった「発想力」、そして結果を導きだす「技術力」。<br />
これだけは誰もやってくれるものでもないから、自分自身でモチベーションをあげていくしかない。<br />
そして、時期がくれば、「えんま様のおみやげ」にすればいい、と考えている。</p>
<p>そんなことを思う2010年の年初だった。<br />
<a title="61" rel="lightbox[563]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/61.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-569" title="61" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/61-300x195.jpg" alt="" width="300" height="195" /></a></p>
<p>写真上から：<br />
１）ツキノワグマにも個体変異はかなり多くそのまま習性にも現れてきている。顎の白い毛と胸の三日月にもかなりの変異があることも面白い。<br />
２?４）体毛からＤＮＡを取り出してツキノワグマの個体調査をするには画期的なことだと思うが、肝心の体毛をどのようにして大量に確実に確保していくかといったことにも「技術」が問われる。その結果を出すには、トラップをどのように設置すればいいのかを考える必要があり、それには大胆奇抜な「発想力」が求められる。そして、それを全体的に見つめてどう処理していくかということには、自然界をあらゆる角度からマクロ的に捉える「視点」が必要になってくることだろう。<br />
５）ツキノワグマの体毛は、意外と確保しやすいものだ。<br />
６）ツキノワグマの習性を知ってしまえば、いろんなところにも体毛はみつかるものである。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>ツキノワグマの「けもの道」を巡る熊たち</title>
		<link>http://tukinowaguma.net/archives/556</link>
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		<pubDate>Tue, 22 Dec 2009 01:04:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>gaku</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[ツキノワグマ日記]]></category>

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		<description><![CDATA[
この３頭のツキノワグマには、目印が付いているから個体識別ができる。
１番目の写真は、右耳に赤いタグがついている。
２番目の写真は、左耳に黄色のタグがついている。
３番目の写真は、右耳に赤いタグと、ＧＰＳ首輪がついている [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a title="tagu-3-mai" rel="lightbox[556]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/tagu-3-mai.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-557" title="tagu-3-mai" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/tagu-3-mai-300x65.jpg" alt="" width="300" height="65" /></a></p>
<p>この３頭のツキノワグマには、目印が付いているから個体識別ができる。</p>
<p>１番目の写真は、右耳に赤いタグがついている。<br />
２番目の写真は、左耳に黄色のタグがついている。<br />
３番目の写真は、右耳に赤いタグと、ＧＰＳ首輪がついている。</p>
<p>そして、下の集合写真には、２４頭のツキノワグマが写っている。<br />
この中には、子連れもいるので、それらを加えれば頭数的にはもっともっと多くなる。<br />
この２４頭は、とりあえず今年の一部の数なので、正確にはまだたくさんのツキノワグマがここを歩いているのである。<br />
しかも、この場所は、すでに３年間にわたって「無人自動撮影ロボットカメラ」が狙っている。<br />
なので、年間を通してどれほどのツキノワグマが往来しているのか、ボクには把握ができている。<br />
だから、毎年ドングリの豊凶作でツキノワグマの出現を予測するニュースが流されるが、そのような予測に関係なくここには３年間増減なく、どっさりとツキノワグマが出現してきている場所なのである。<br />
だから、ツキノワグマの動きは人間の目に見える年と見えない年があるようだが、実は毎年確実に山野を行動しているということがボクには分かっていることなのである。</p>
<p><a title="24-mai" rel="lightbox[556]" href="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/24-mai.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-558" title="24-mai" src="http://tukinowaguma.net/wp-content/uploads/24-mai-300x133.jpg" alt="" width="300" height="133" /></a></p>
<p>とにかくここは、ツキノワグマが足しげく往来する「けもの道」である。<br />
なんの変哲もない場所だが、なぜかここだけはツキノワグマがよく通るのである。<br />
山野を歩いていてこの場所を見つけたときは、「もしや」という勘が働いたのでカメラを設置してみたのだった。<br />
すると、予想通り、たくさんのツキノワグマがメインルートとしてここを使っていたのである。</p>
<p>ツキノワグマはふだん行動するときには足跡一つ残さないことが多いから、どこを通っているかなんて予測はなかなかつけにくいものである。<br />
しかし、ボクには何となく勘のようなものが現場で働くから、自分の直感力を確認するためにカメラで裏づけをとっているのである。<br />
このような確認作業は、デジタルカメラの時代になったことでフィルム時代より格段のスピードをもって確かめることができるようになった。<br />
このスピードは、そのままスキルアップにもつながるから、自分自身の予測と結果もそれなりに確かな手応えとして蓄積されていくのが嬉しいことである。</p>
<p>こうして確かな裏づけをとっていると、ツキノワグマは決して滅びゆくほどに数の少ない動物でもなければ、減少しつづけている動物でもないことがいえる。<br />
こうした事実を確認するたびに、「机上発信」と「現場発信」とのギャップがあまりにも大きいことに気づくから、やはり確かな視線でいまの日本の自然界をきちんと見つめるべきだと思うことしきりである。</p>
<p>写真上：このような目印がついていると、写真撮影のうえでも個体識別ができるから、いろんな予測ができて楽しい。<br />
写真下：赤枠が首輪つきの熊、緑枠が耳タグつきの熊。こうして並べてみると、いかにノーマークのツキノワグマが多いかも分かってくる。</p>
]]></content:encoded>
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