なぜツキノワグマは人を襲うようになったのか?自然の変化を鋭く見つめ続けてきた動物カメラマン宮崎学が送る新メッセージ
2010/10/21 木曜日   ツキノワグマ日記

餌不足でクマが奥山から出てきたというけれど…

愛知県豊田市周辺で、ツキノワグマの出没が相次いでいるらしい。
新聞記事などによる情報であるが、イノシシ檻に入って暴れたので射殺したとか、イノシシ檻を破って逃げたとか、車と衝突したりゴルフ場でも目撃された、そうな。
こうしたニュースを聞くまでもなく、ツキノワグマは爆発的に増えているので、「このような事態は必ずくる」、とオイラは東名高速道路周辺に広がる自然環境を見て、いつもそう思っていた。
だから、これまで脳天気にのんびり構えてきていた行政や一般市民は、いまここへきてかなり慌てていることだろう。

こうした人たちは、奥山が餌不足だから豊田市など「こんなところにまで」ツキノワグマが出てくる、と思っているにちがいない。
愛知県の豊田市や岡崎市周辺に暮らす人々たちの「奥山」感覚は、すなわち地つづきとなっている長野県の南部にある伊那谷地域を指していると思う。
伊那谷南部とは根羽村とか平谷村あたりだし、愛知県では「奥三河」地方にもひろがるであろう。
ここにも、人口は少ないが人は暮らしている。
その村周辺がどのようなツキノワグマ生息地環境にあるかまでは、愛知県の人たちには理解できていないことだろう。

伊那谷南部のそうした過疎村に生活している人たちの周辺にも、これまたツキノワグマは「となりのツキノワグマ」状態である。
だから、地域住民たちは、そのツキノワグマを見て「奥山が荒廃して餌不足だからこんなところにまで来ている」、のだと思っている。
長野県伊那谷の地域住民たちの奥山感覚は、すなわち南アルプスや中央アルプスの険しい山々のことを意識してのことだからである。
自分たちの生活している場所は、決して「奥山」ではないと思いこんで、それぞれの奥山感覚に時差のあるところがおもしろい。

愛知県のこうしたツキノワグマ出没をみて静岡県の人たちは、他人事と思っている人々も少なくないと思う。
静岡県だって、浜松市や磐田市、袋井市、掛川市、島田市周辺は「豊田市」と同じことがいえるからである。
中部山岳圏の地形を俯瞰でみれば、ツキノワグマの生息環境がどれほどできあがっているのかオイラには一目瞭然だからである。
それこそ、いまやツキノワグマはびっしり生息しているからである。
ただ、地域の自然環境を的確に見れて、それに答えられる人材が周辺地域には一人もいないから「知らぬが仏」で安心していられるのである。

豊田市といえば、県の出先機関から数年前にこんな連絡があった。
「愛知県ではこれまでツキノワグマがいないと思っていましたが、最近では豊田市周辺に出没があり、生息が確実になりました。ついては、県としてクマの知識がまったくないので、貴殿を講師に呼んでいろいろ教えていただきたいと思っています」。
そのあと、
「講演の予算がつきませんでしたので、ついては長野県まで出向きますから私と親しくさせていただいて個人的にマンツーマンで教えてください…」。

オイラは、即座に断った。
相手は県の職員なので公務員である。給料もボーナスも含まれた「仕事」としての時間内での勉強であろう。
そんな人間に、給料もボーナスもないオイラが時間をさいて貴重な知識や技術を伝授する必要性はまったくない、からだ。
オイラはフリーランスの写真家として生活を維持しているのである。
それには、それなりにツキノワグマをはじめ自然界のことをだれよりも詳しく勉強して、知識と技術と企画力とスピードで、全国勝負をかけているからである。
プロの世界で「格闘」するには、まさに誰にも追随されない力をつけていないと必要とされない。
こうしてファーム落ちすることなく今日まで40年間を第一線で仕事をしてきているのだから、自分の技術や知識には絶対の自信をもっている。
だから、こういう甘い人間に出会うと悲しくなるから断るところもちゃんと心得ているからだ。

ということで、愛知県ではきちんとしたアドバイザーがいないとこれからはいろんな問題も起きてくることだろう。
それに対してオイラが老婆心することもないから、ツキノワグマにはどんどん増えてもらって大暴れしてもらえばいい。
「ドングリ不足」で片付けてしまっている脳天気な風潮がいまだに全国民的に蔓延しているのだから、クマは暴れ足りないのではないか。

写真:
1)この遊歩道に多数のツキノワグマが出没することをオイラは直感力で判断したから、ここに2年間「無人撮影ロボットカメラ」を設置した。すると予測どおりにおびただしい数のクマたちが確認できた。ここを管轄する行政がこれらの写真をみて、焦って議会にかけ「通行止め」にした経緯がある。まさに、知らぬが仏だった。

2)養魚場にも、夜な夜なツキノワグマが魚を盗みにやってきた。こうした事実も、写真があってはじめて証明された。

3)愛知県の過疎村にイノシシの檻が設置されていたが、ここにも間違いなくツキノワグマが入ることだろう。しかし、この檻では設置が甘すぎるから、大きな事故につながる可能性が充分あるとオイラはみた。

(from/ gaku )

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55 Comments

  1. これを機に、自分自身や自分の生活は自分で守る。と、いう意識が皆に芽生えて来るといいですね。
    平均的に日本人はやはり平和ボケなのか、世の中には”闘わねばならない敵がたくさんいる”ということを全然考えずに暮らしている人が多いように思います。
    そういう意識が身に付いてくると、振り込め詐欺なぞにひっかかる人も減るのではないかと。

    Comment by あーる — 2010/10/21 木曜日 @ 16:56:52

  2. 以前 僕が猿投地区でツキノワグマが目撃された時に初めてコメントしてgaku先生に愛知県 特に猿投地区でのツキノワグマは生息しているのか尋ねたときに gaku先生は「確実に生息していて、近いうちに事故が起こる」と予想されていましたが、とうとう現実になってきました。僕のお店は東郷町で少し今回ツキノワグマが射殺された所から離れていますが、今日お店に来たお客様は猿投地区の方で 今回の熊の場所に近いそうで「一人で家に居る時は怖いね~」なんて言っていました。このスピードで生息域が広がればあっという間に瀬戸から名古屋に入るでしょうね。今年は名古屋で枝垂れ桜の名所でもある東谷山でいないはずのニホンカモシカの生息が確認されています。ツキノワグマが生息するのに時間はかからないと思います。それにしても豊田の職員の方は本当に危機感を感じていたのなら もっと違う言葉でもっと熱心にお願いすると思うのですが。
    ところで 先日のワイドスクランブル 仕事があったので録画して拝見しましたがgaku先生の思いが全然反映されない内容で驚きました。先生以外で出演していた研究家の人たちは本当にツキノワグマを見てるのでしょうか?だって連日報道されるツキノワグマはみんなしっかりした体格をしています。ブナ枯れでエサが無いと言うのなら みんな痩せているはずです。
    でも 痩せている個体がTVに写される事はないし、2匹の子熊を連れている熊が多いです。昔 呼んだ本などには熊は2匹子熊を産んで育つのは1匹みたいな事が書いてあったのですが、2匹ともしっかり育てられるようですね。と言う事はちゃんとエサがあると言う事になると思うのですが。
    長文すいませんでした。

    Comment by しらとり — 2010/10/21 木曜日 @ 19:25:47

  3.  「山にドングリがないからクマが里に出てくる」という放送や記事を「大本営発表」といいます。
     N○KやS○C放送、信○新聞などは毎日「大本営発表」の繰り返しです。
     そのうち手が付けられなくなったとき「本当は増えているのは知っていたけど、住民がパニックになるので知らせなかった」とかいって○熊協会やNP○なんとか、○林協会の偉いさんたちは言い逃れする姿が今から見えるようです。

    Comment by 久保の家 — 2010/10/21 木曜日 @ 21:51:27

  4. 中国の若者がヨーカドー襲撃したり、トヨタ車ひっくり返すのは
    将来が不安だから。っていう報道のしかた、
    あー!ドングリ不足と似てる!って思いました。

    あんなに頭使わなくてできる商売なのか、マスメディアは。

    Comment by あーる — 2010/10/21 木曜日 @ 23:16:51

  5. 頭の固い役所でも、イノシシやシカが増えていると言っています。福井県はイノシシの肉を市場ルートに乗せるそうです。(スーパーでイノシシの肉が買える様になる)しかし、熊となると話は別です。大型動物は数が少ないから? ○△NPO法人が保護しないといけないと言っているから? どうして熊だけが減っているという解釈が出来るのか???
    先日石川県のNPO法人が神社などのドングリ約100kgを拾って山にまいたそうです。これって熊の餌づけじゃないかな? 又たった100kgで餌不足が解消すると思っているのかな。
    gaku先生がおっしゃるように現場を知らなければならない。本田宗一郎の「現場、現実、現物」で行動しなければ、本質は見えない。

    Comment by ユタ — 2010/10/22 金曜日 @ 11:11:27

  6. なるほど、増えてきているのでしょうね。
    ところで、去年より今秋の方が急激に被害が増えた
    ように思うのですが、例年の増加具合とさほど変わらないの
    でしょうか。
    あきらかに例年より増加しているのであれば何かしら理由が
    あると思うのですが・・・今秋は何が起きているのでしょうか。

    Comment by くまったくまった — 2010/10/22 金曜日 @ 13:42:12

  7. クマが増えても困らない私がコメントするのもなんですが、宮崎さんが言ってるのは”クマが増えたから”人の活動エリアまで出没するようになったってことじゃないですか。
    たしかに今年は”ドングリ”の実りが少ないらしいので余分なところまで出てくるようになったのだと思います。
    山のエサのキャパが足りてないんでしょう、多分‥、あと人間怖くないみたいだし。
    だから最近ちょっと”ドングリ”がないくらいで出没するのだと思います。
    それと以前私が調べたツキノワグマの調査報告書、どっかの自治体か学校かが出してたと思うのですが、冬篭り前はエサを探して活動範囲が普段より広がるらしいです。
    秋になると山肌にも日が差すようになって、彼らの好む暗闇との境界線もあいまいになっちゃいますからねぇ。
    間違って出て来て、ついでに人間襲ってるのでは。
    彼らのモラルはそんなもんです、なにせ”誇り高きケダモノ”ですから。

    Comment by いち猟師 — 2010/10/22 金曜日 @ 23:22:25

  8. あーる —さんの
    「あんなに頭使わなくてできる商売なのか、マスメディアは。」に一票。

    国(関係機関)は、
    「ドングリやスズメバチなどの餌が不足して、、、でも特定出来ない。」
    「クマは西日本の一部では減少、、、、他地域では増えている。」
    と言うような発表をしていまして、、、、つまり、、、、良く分かっていないのです。
    あるいは、どこかに配慮して曖昧な表現をしているように思えます。

    マスコミ報道に対しても反論しませんし、何が増えて何が減っているのか良く分かっていないのか、、、「市場介入」しないつもりなのかも知れません。

    マスメディアの報道先は東京23区が最優先ですかね?
    「ニュースを分かり易く」が「ニュースを面白く」と勘違いしているのでしょう。
    いろいろな機関や団体や現場の声を考察しないで、
    切り取って繋いで出来上がりが、最近のマスメディアのように思えます。

    Comment by 杢爺 — 2010/10/22 金曜日 @ 23:24:09

  9. ■あーる さん
    >世の中には”闘わねばならない敵がたくさんいる”

    あはは、オイラなんて闘いっぱなしです。
    戦っていると、いろんなものが、凝縮されたエッセンスだけとなって瞬時に見分けられますから、逆に仕事の効率にもつながります。
    格闘は、いいもんです。

    >あんなに頭使わなくてできる商売なのか、マスメディアは。

    連日マスコミからの問い合わせがありますが、すでに自分のテーマができあがっていてのインタビューですから、結果はまったく期待外れ。。
    1枚の写真には、原稿用紙が何枚も入るようにオイラは「視覚言語」として撮影しているのですが、それすらも分かってない。
    マスコミにかぎらず専門家も含めて、まずは、一枚でもいいから、クオリティーの高いツキノワグマの写真を撮ってもらいたいです。
    写真にするまでのプロセスでいろんな事実が見える、からです。

    ■しらとり さん
    >僕が猿投地区でツキノワグマが目撃された時に初めてコメントして

    そういえば、そんなことありましたね。
    写真家のオイラは、名古屋市内の夜景を見ながら悠然と歩くそちらのツキノワグマを写したい、そんな絵コンテを描いています。

    ■久保の家 さん
    >偉いさんたちは言い逃れする姿が今から見えるようです。

    クマといえば必ず登場してくるヒトがいますが、最近少しずつ表現が変わってきましたね。
    熊の仕事では、すでに完全に行き詰まっているヒトなので、こうして変節しながら、ポジション確保に躍起になっているところが面白い。
    なので、ボクは、いろんなニュースに登場してくる学者などヒトの名前とそのときの言葉をしっかりデータ化しています。

    ■ユタ さん
    >本田宗一郎の「現場、現実、現物」で行動しなければ、本質は見えない。

    まったくおっしゃる通りですね。
    ドングリを撒いたら、ボクなら、そこに無人撮影ロボットカメラを設置してずっと検証しつづけます。
    ボクの機材は、最高級なパーツを集めて自分で設計製作しているから、超高性能なんです。
    なので、こんなのすぐに結果がでますよ。

    ■くまったくまった さん
    >例年の増加具合とさほど変わらないのでしょうか。

    2006年の大量出没以来ボクはずっと定点カメラで四六時中動向を見ていますが、2007、2008、2009年はほとんど出没がないように言われています。
    しかし、ボクのカメラにはまったく増減なくツキノワグマは平常に行動しています。
    目立つ年とそうでない年がある、とこのブログでも以前に書いてますが、国民は大量出没のときだけに騒ぎ関心をもつだけで、2006年以後全国的に真面目に調査していればいまごろは表現も変わってきていることでしょう。
    なので、学者、専門家、行政、国民を含め…、そのような発想力と関心がなかったとみています。
    2010年以降もまちがいなく大量出没はつづきますし、それに答えられるヒトが出てくることを期待しています。
    いまやっている「マタミール」に写る若いメス熊の数から推せば、直感的にですがクマはまだまだ増えていくと確信しています。

    ■いち猟師 さん
    >なにせ”誇り高きケダモノ”ですから。

    誇り高いかもしれませんが、撮影者からみればかなり「バカ」でもありますよ、熊は。

    ■杢爺 さん
    >国(関係機関)は、

    まあ、そういうことですので、現場では自分たちの判断でどんどん捕殺しはじめていますね。
    「密猟者」になってしまいますがそのような事実があったとしても、「配慮」として悪いことともいえない、そういうことでしょうか。

    Comment by gaku — 2010/10/23 土曜日 @ 10:54:19

  10. 宮崎先生、お久しぶりです。(と言っても、もう、お忘れかもしれませんが)

    先日ある宿で、定年退職されて間もない女性とご一緒しました。最近、山歩きを始められたそうですが、独りで北海道の山まで登ってしまうという元気な方で、その日も新潟の低山を登って来た帰りということでした。あまり人けのない山を単独で登っているらしいので、「クマが心配ではないですか?」とお訊ねしますとと、「登山者が襲われたという話をあまり聞かないので心配したことはない。あれは餌不足で里に下りて来たクマが人を襲うのでしょう?」と言われました。私は以前から宮崎先生が言われていた、「餌不足だけがクマ出没の原因ではない」ということをお話ししましたが、半信半疑のようでした。確かにクマの事故と言えば里に出て来たクマの話題が中心ですが、登山者がツキノワグマに襲われたという話もないわけではないようです。私も昔は夏山だけですがよく単独登山をしていた時期がありました。しかし今は、怖いので独りで山へ入る勇気はとてもありません。宮崎先生のお話を読んでいるうちにクマ除けの鈴くらいで安心してよいのかどうか、疑問に思えて来たからです。(大きな音を出していると安心のような気がしますが、その分、周りの気配がわからなくなるのも怖いです)

    翌日、久しぶりで戸隠高原へ行き、奥社の周りの森林植物園を散策しました。クマ注意の標識は数年前から立っていましたが、今回はニホンザルを何頭も見ました。以前、何度か通った頃は一頭も見たことがなかったのに、観光客のの多い参道脇の木にまで子連れで登って平然としているのに驚きました。ご一緒した年配の女性は毎年、1、2回は探鳥に来ているという方でしたが、その人も、「此処で猿の姿を見たのは初めて」と驚いておられました。

    戸隠でクマやサルが人とトラブルを起こしたという話はこれまではあまり聞きませんでしたが、今後が不安になりました。

    Comment by やまひめ — 2010/10/23 土曜日 @ 19:42:44

  11. ■やまひめ さん
    >もう、お忘れかもしれませんが

    ちゃんと覚えております、よ。
    その年配の登山者さんですが、野生動物の増加を信じるも信じないも、本人次第ですから、自己判断と自己責任で山を歩かれればいいのではないかと思います。
    ここ、中央アルプスでも何人か行方不明になっている方がいますが、どのような事情かはまったくわかりません。
    ただ、30年前と動物相はかなり変化していますから、ボクには気づいていても普通の人には気づかなければ仕方がありません。
    それと、「山の神」の歴史くらいは、女性は知っておいたほうがいいのかも知れません。

    Comment by gaku — 2010/10/25 月曜日 @ 19:35:55

  12. 初めまして、私長野県の伊那谷で生活しています30代の♂です。 
    子供の頃は都会で育ちましたので、狩猟や、駆除などの話には縁もなく、また、そういったことは残酷なことのように洗脳教育されてきました。 伊那谷で暮らすようになって15年程がたちますが、山の際で暮らしていると、猟師の減少による獣の増加、偏った動物愛護精神が原因と思われる熊の増加を切実に感じております。 大物の鹿、猪、熊は、天敵がいないため、最終的には人間が食物連鎖の頂点に立って調整しない限り増加の一途をたどってしまうと思われます。 自分も山を、地域を守りたいという思いから狩猟を始めました。 獣を殺すのは、決して好きではありませんし、動物を見れば当然かわいいと思います。 しかし鹿に食害された山は痛み、山が痛めば地域の水源や環境、動物の生態にも大きな影響を及ぼします。 増えすぎた獣は餌や住処を求めて集落に近寄り、農業被害や人的被害を生み出します。 もはや山が養える獣の数を大きく上回ってきているのではないか、というのが私の体感です。
    熊の増加も例外ではありません。 もちろん地域によって違いはあると思いますが、何をもって熊の数が減少しているといっているのか、伊那谷で暮らしているとよくわかりません。 なぜ増加しているという話にはならないのでしょうか? ニュースや愛護団体の話ではなく、地域に暮らす人、山に入る人(猟師や林業関係者)等の話をもっと聞いて判断して頂きたいです。 もちろん熊を殺せと言うわけではありません。 ただ、地域によっていろいろと事情が違うので一概には言えませんが、大切なのは、この山ではどれくらいの獣が暮らせるのか、養えるのか、どんな獣でも一種がバランスを失って増加すれば他の種にも影響を及ぼします。 大局的な動物愛護を考えなければならない時代ではないでしょうか。 愛護とは、ただ人間から見た人間にとってかわいい生き物を保護する事ではないはずです。
    近代の人間は、農業によって食物連鎖との関わりが薄くなってきてしまっているのですが、人間もまた、食物連鎖の鎖の一部であることを思い出す必要があるのではないでしょうか。 人間が食料として獣を捕獲しなくなった分、獣は確実に増加しているのです。
    突然こんな書き込みをしてしまい申し訳ありません。
    ただ、宮崎さんの意見を読ませていただいていたら、つい溜まっていた日頃の思いを伝えたい衝動に駆られ、一方的に書いてしまいました。 すいません m(_ _)m

    Comment by キャスバル — 2010/10/26 火曜日 @ 20:47:43

  13. ■キャスバル さん
    ご近所にお暮らしなんですね。
    ならば、自然とのバランスもすでに分かっておられると思います。
    伊那谷の地域住民と都会の安全圏に暮らしている人たちとの温度差は、かなりあると思います。
    ツキノワグマが伊那谷にどのくらい生息しているのか、それが多いのか少ないのか。
    ボクは40年のキャリアのなかで説明しているのですが、伊那谷内でも温度差があるので、疲れます。
    ですから、ここは熊にどんどん暴れてもらうしかない、と思っています。

    Comment by gaku — 2010/10/26 火曜日 @ 21:41:17

  14. 初めまして。
    私は、豊田市の猿投出身の30歳の女です。
    結婚した今も、猿投と目と鼻の先の高橋に暮らしています。
    田舎育ちから、山で遊ぶのが大好きなこどもでした。
    野生のクマに出会ったことはありません。リス、タヌキ、キツネ、ハクビシン、ムササビは日常茶飯事でしたが・・・・

    今日、豊田市御船町山ノ神の養蜂場の巣箱が壊されていた(ツキノワグマによって)という情報を知りました。まさに実家の近所であり、畑を借りる予定の場所でした。とても驚きました。
    あのあたりは、最近は新しく家も増えてきている住宅地。
    昭和の森、という遊び場が近くにあるような・・・
    それほど深い森ではないように思います。

    以前からgaku様のブログを拝見していますが・・・
    やはりクマは、どんどん増え、そして近づいてきているのがわかります。
    豊田市に「クマを安易に殺さないで」という苦情のTELもきているそうですが、近辺に住んでいる人たちにとっては恐怖でしかなくなっていて・・・小さな子供も多いのでとても心配です。
    うまく伝えることができなくて歯がゆいですが・・・
    クマとの共存にあたって。
    人々はどうしていったらいいのでしょう。
    捕獲したクマの受け入れ先を探している市ですが・・・

    どうなってしまうのでしょうか・・・・

    まとまりのない文で申し訳ありません。
    読んでくださってありがとうございました。

    Comment by Juri Unathu — 2010/10/27 水曜日 @ 17:55:54

  15. 確かに熊にどんどん暴れて頂かない限り、熊の増加という方向にはなかなかいかないのでしょうね。 捕獲した熊の学習放獣というものが主流になって行われていますが、私個人的には、学習という名目に、人間に攻撃された記憶を持つ、人間は敵という認識しか持たない熊をいたずらに増加させているようにも思います。 わかりやすく言えば手負い熊の増産って感じですかね・・・ gaku様はどう判断されていますか? 

    Comment by キャスバル — 2010/10/27 水曜日 @ 21:25:07

  16. ■Juri Unathu さん
    >近辺に住んでいる人たちにとっては恐怖でしかなくなっていて・・・小さな子供も多いのでとても心配です。

    熊の出没地帯で、子供をもって暮らしている地域住民は、こちら信州でもほんとうに心痛めています。
    熊と距離のある都市部で生活している人たちとは、ほんとうに温度差があります。
    もちろん、行政も、まったく何もやってくれません。
    御地でも、きちんと調べれば、恐ろしい数の熊がはじきだされるのではないか、とボクは思っています。
    愛知県や、豊田市が、真剣にならないかぎり難しい問題ですね。
    けが人や死亡者がでても、行政は動かないものですが。。

    このため、少なくも自衛手段として、自宅周辺にはセンサーなど配置して、事前に熊の存在を家人が知ることからはじめることがイチバンいいのではないでしょうか。

    ■キャスバル  さん
    >わかりやすく言えば手負い熊の増産って感じですかね・・・ 

    はい、この「手負い熊」増産に関しては一貫してボクはいい続けてきてますよ。
    2006年に出した「ツキノワグマ」で、すでに「お仕置き放獣」の問題点を指摘しています。

    Comment by gaku — 2010/10/28 木曜日 @ 21:25:04

  17. gaku様の事を最近になって知ったので、すでにご指摘されてることを知りませんでした。すいません。 さっそく本を購入して参考にさせていただきます。 ありがとうございました。

    Comment by キャスバル — 2010/10/28 木曜日 @ 23:14:19

  18. コメント2度送信しましたが反映されません・・・

    Comment by Juri Unathu — 2010/10/29 金曜日 @ 8:52:42

  19. 度々申し訳ありません。
    再々送します。

    ご回答ありがとうございました。
    市はあてにならないのですね。

    センサー必須ですね。近々つけます。クマにとってセンサーは刺激にはなりませんか?興奮させることにはならないでしょうか。

    それから、最近クマの増加に反して、野犬をほとんど見なくなったのはなにか関係があるのでしょうか。数年前は野犬が怖くて夜歩けなかったところにもう野犬の姿がありません。代わりに、そのあたりにクマが下りてきている気がします。

    Comment by Juri Unathu — 2010/10/29 金曜日 @ 8:57:10

  20. 初めまして。
    宮崎さんは熊が嫌いですか?
    熊が増加しているといいますがその理由は?
    長野県だけの個体で判断しているのでしょうか?それとも全国の熊を調べ尽くしての判断なんでしょうか?
    テレビで熊との共存を目指そうとしている農家の方は山に餌がないと言っていました。でも宮崎さんはエサがあると言っていますがなぜ?
    増えているから捕殺は当たり前と思っていますか?
    いきなり質問だらけでスミマセン。
    バカな素人でも分かるように全て答えていただけたら嬉しいです。

    Comment by デル — 2010/10/29 金曜日 @ 12:17:59

  21. デルさん

    「ツキノワグマ事件簿」の記事を2006年から全て読むことをお勧めします。

    宮崎さんの出版されてる本も読んでみて下さい。
    その上で質問された方がええと思いますよ。

    Comment by 下別府勇次 — 2010/10/29 金曜日 @ 17:55:54

  22. gaku様、初めまして。

    今週ツキノワグマが出た豊田市の現場のすぐ近くに住んでいる者です。
    火曜日にツキノワグマが現れたとテレビや新聞で報道されたのは我が家の北東に200m程のクヌギ林の中の養蜂場です。
    養蜂家の方も突然の災難でしたが、何より人的な被害が無かった事は幸いでした。
    直前の土曜日でしたか養蜂家と仲間の数人が我が家の竹林で何かを探しているようなので家内が聞いたところ熊蜂の巣を探しているところでした。
    「最近は人情が薄くなって人とのかかわりを避ける方が多くて、お宅の様に訊ねて頂けると良いのですが、不審者として通報されて警官に質問を受ける事が良くあります」との事でした。
    ミツバチを襲ったのは熊蜂では無くて本物のツキノワグマだったと言うお話です。

    今朝、巣箱を満載して出て行ったトラックを見たと家内が言っていましたので、散歩がてら様子を見てきました。
    巣箱は綺麗に片づけられて更地になっていて、一番奥には捕獲用の檻が設置されているようでした。

    地元では回覧板や放送で知らされましたが、現場の周囲に「クマ出没注意!」の立て看板などは設置されていませんでした。

    熊は大好物のある場所を知っているから又戻ってくる可能性が大と思われます。
    この地域は猿投グリーンロードの南側で、山続きではありませんので猿投山の方に戻れずに近くの山に潜んでいるとも思われます。
    我が家も隣近所も熊がいつ現れるかと戦々恐々としています。
    隣の奥さんは養蜂場に近い所の野菜畑を一生懸命毎日手入れして見えたのに、その日以来一歩も近づけ無くなっています。

    養蜂場の上は地域信仰の八十八体の弘法さんを祀った弘法山で、昔からキノコが良く生えると知られている山ですから、キノコ採りを兼ねて弘法さんの掃除に来られる方も有るかも知れません。
    私も先の日曜日に家の周りの自宅の山を歩いて、キノコ採りとクリやドングリを拾って来ましたが、これからはとても怖くて山に入れません。

    3km北側には愛知県緑化センターと昭和の森が有って、キノコ採りや紅葉を楽しむ中高年の方やバーベキューを楽しむ子供連れの家族で賑わっています。
    孫が通っている幼稚園はここから10km以上離れているのにクマに注意しましょうとの連絡が有ったそうです。
    ところが愛知県緑化センターのホームページではクマ出没注意の情報が有りません。
    今週は台風の影響で荒れ模様の天気ですが、ツキノワグマが近くに居るのは確実ですから、バーベキュー場や里山の散策は自粛するべきではと感じています。

    天気が良い日には孫を連れてドングリ拾いに山歩きをしようと思っていましたが、クマに遭遇する危険を考えて諦めました。

    自宅の周りのツキノワグマを怖がっている当事者の感覚とお役所の感覚がかなり違うと思います。

    Comment by bunkataisi — 2010/10/29 金曜日 @ 21:03:46

  23. ■Juri Unathu さん

    ここのカキコミのトップにも「あーる」さんが書かれていますが、これからは行政や他人に頼れない時代になってきます。
    クマをはじめ、野生動物や災害なども、自分自身でどれだけ自然と相談できて、自衛ができるかだと思います。

    野犬の問題にも、いいところに気づかれましたが、たぶん「野犬狩り」に遭ったと思います。
    このブログにも、日本犬のことを書きましたから、それらも参考にしながら自衛するしかないと思います。

    センサーくらいで、クマを刺激するようなことはありませんのでご安心ください。

    Comment by gaku — 2010/10/29 金曜日 @ 22:51:37

  24. ■デル さん

    下別府さんがきちんと答えてくれてますが、このブログを5年分読んでみてください。
    そこに答えが、出ていますから。

    Comment by gaku — 2010/10/29 金曜日 @ 22:53:54

  25. ■bunkataisi さん

    2週間ほど前に、猿投山付近の高速を走り、豊川から奥三河などの山々を見分してきましたが、
    豊田市付近はドングリ林も成熟していて、ツキノワグマには絶好な環境が出来上がっていることを実感してきました。
    ボクの経験的直感力ですが、はっきり申しまして、驚くほどのクマが潜んでいると思います。

    これからは、養蜂家のみなさんも、クマを周辺に呼ぶことになりますから、地域住民の反対などもあって、かなり仕事がやりにくくなるとおもいます。
    そして、地域住民も、自分たちの住環境がどのようになっているのかを再認識しなければならないと思います。

    また、はっきり申しますが、役所だって何も分かっていませんから、どのように対応していいのか実際のところ困っているか、まったく脳天気で重大さに気づいていないか、どちらかだと思います。
    信州の役所だって、同じようなものですから、やはり自分たちで自衛をするしかない、とこちらの住民も戦う人はたたかっています。

    Comment by gaku — 2010/10/29 金曜日 @ 23:03:06

  26. とりあえず2006〜2007まで読ませて頂きました。
    なんだか今とは雰囲気違いますね。
    今の書き方は自然動物や人に対し見下したような感じですね。今の書き方をみて唯一伝わるのは「オイラはスゴいんだ!」という事かなぁ。
    ?って思ったのは2006年の時は「クマはとても賢い」と言っていたのに、今は「バカ」と言ってますね。…?????。
    残りは徐々に時間を見つけて読んでみます。 迷惑でなければまたお邪魔させていただきたいと思います。

    Comment by デル — 2010/10/30 土曜日 @ 13:45:17

  27. 富山の里山に暮らす主婦です。同居の義父は鉄砲撃ちです。主人は中山間地の農政のまずさにいらだつ行政マンです。家族は人間が7名。いろんな獣などが40幾つおります。

     伊那谷が好きで、よく行きました。大鹿村とか…。
    宮崎さんの撮られるヤマネの写真が、歯ぎしりするほど可愛くて…。

     毎日、クマにおびえて暮らしております。増えているし、生活圏が降りているとしか思えません。子どもたちのことを思うと本当に恐ろしいです。
     私がここに嫁いだ頃は、こんなにクマがうろうろしてなかったし、カモシカもイノシシもこんなに居なかったのに。

     どうして報道というのは嘘八百なんでしょう?現場のことを見て居ないとしか思えないんです。

     今まではただ、普通に山暮らしをしてきましたが、これからはもっと色々なことを学んでいこうと思います。

     とりとめのない文章で失礼いたしました。

     どうぞ 色々お気をつけて。 

    Comment by ゆん — 2010/10/30 土曜日 @ 16:13:37

  28. デルさんはクマは増えていると思いますか?餌は山にあると思いますか?捕殺はどう思いますか?などご自身はどのようなご意見をお持ちなのでしょうか?お聞かせくだされば嬉しいです。
    私はクマは増え生息地域が広がっていると感じます、餌は山にあると思います、但し植林などにより昔より範囲は縮小されている事はあるかと思いますが。
    捕殺は無闇に行なうべきではないと思います。
    再度の書き込みに考えが出てくると思いましたが文章の書き方を述べているだけでしたのでお尋ねした次第です。

    ゆんさん クマの生活圏が降りていると思われますか?私も感じますしそれ以上に人間を恐れなくなっていると思います、親熊が恐れないものを子熊も恐れません。お仕置き放獣の仕返しが始まったような気がします。

    Comment by 北割 — 2010/10/30 土曜日 @ 18:32:29

  29. ある熊の保護を訴えている団体のブログを見てきました。
    gaku先生の事をあからさまに批判して ツキノワグマは絶滅寸前だと言う事です。たしかに行政か何かが発表したデーターなども出していますが、そのデーターの信用性は?と聞きたくなります。その団体のブログでは 愛知県には6頭のツキノワグマしか居なくて 先日のイノシシの檻に捕まって射殺されたツキノワグマが2頭 小熊が1頭で 愛知県に残った熊は3頭だそうです。 ここで豊田市のHPでツキノワグマの目撃情報が載っているのですが たくさんの目撃情報が載っていました。これが3匹しかいないツキノワグマが残したものなら 熊達はとんでもないスピードで愛知県内を移動している事になります。また、先日 豊田の小原地区出身の人が「熊はたくさん居るようだ」と母に話したそうですし、うちのお客様からも熊の話を聞いています。ツキノワグマの保護を訴えるのはわかりますが、もっと現実を見て欲しいです。これでは 日本の捕鯨に反対する 反捕鯨団体と同じだと思うのですが。ところで豊田市のツキノワグマ目撃情報に 保見地区での熊の痕跡が見つかったとあったのですが 保見に熊が出れば みよし市 日進市 
    を越えてすぐ名古屋ですね。やっぱりこのまま生息域は広がるのでしょうか?

    デルさん それと別のところでコメントしていた とある受験生さん
    gaku先生は御自分を「自然界の報道写真家」と称されています。
    ただ、現実を伝えている そういう事だと思います。
    gaku先生の撮影方法は無人ロボットカメラを使用した同時期にたくさんの場所で撮影をしています。そこで動物達がどこから現われてどのような行動をするかを予想して(gaku先生は絵コンテと言っています。)ロボットカメラを設置している訳です。そこで撮影された膨大な量の写真と写ったツキノワグマの数・それを40年間続けているのです。熊の生息数の変化にはどんな専門家よりも敏感に感じ取る事が出来るとおもいます。それとブログにもよく出ますが 熊などの糞の内容物もこまめに調べられています。そうした事で今年のようなブナ枯れなどで餌不足が叫ばれている時でも本当に餌が不足しているのか、実際に何を食べているのかも把握されています。そうしたデーターから発信されたgaku先生の言葉は信用できると僕は思うのですが、デルさん・とある受験生さんはどう思われますか?

    Comment by しらとり — 2010/10/30 土曜日 @ 19:28:21

  30. こちらを始め、熊森協会に批判的なサイトやブログを、かの団体のシンパが攻撃しはじめてますね。
    今のところ、緑豆(グリーンピース)の様に泥棒したり、妖怪(シーシェパード)みたいな体当たり攻撃まがいの行為には至ってませんけど、ちょっと注意が必要そうです。

    「減ってる減ってる」と言い張ってる割には、熊に関する事故が発生する頻度が多すぎますね。
    この事だけでも、ホントは減ってないばかりか、逆に増えてるんじゃないの? って思いたくもなります。
    で、ここの所の熊の事故なんですけど、なんか北陸あたりの事故が続いてる気がするんですけど。
    確か、石川県の熊森支部って、結構積極的にドングリ蒔いてますよね。
    確証はありませんが、もしかしたら、当初の反対意見の通り、蒔いたドングリが熊を人間の生活圏に誘発してるんじゃないか。
    そういう疑念が拭えません。

    Comment by オキクルミ — 2010/10/30 土曜日 @ 19:50:16

  31. こんにちは。森林のことを書いたりしているイラストレーターです。gakuさんの『鷲と鷹』は初版本を今も大事に持っています。さて熊森協会の本拠地である西日本の山のことなのですが、奥山はさておくとして里山では過去のマツ枯れ跡地に広葉樹が自然再生して、今では見事な深い森に変身しているところが多いように思います。『となりのツキノワグマ』を拝読し、今ではここでのクマ生息の可能性は多いにアリと考えられるようになりました。当ブログに今年5月の写真をアップしましたので、お時間があればぜひご覧ください。

    http://sun.ap.teacup.com/tamarin/516.html

    Comment by タマリン@Masanobu — 2010/10/30 土曜日 @ 19:53:34

  32. ご回答ありがとうございました。

    上の方も書いてらっしゃるように保見地区にも足跡・・・

    都会の方との温度差は本当に厳しいですね。
    こちらを恐ろしい者扱いされるので、かなしくなります。

    Comment by Juri Unathu — 2010/10/30 土曜日 @ 20:41:38

  33. gakuさん、ありがとうございます。

    養蜂家の方はクマをおびき寄せてはいけないと早速巣箱を撤去されたのに、行政の方はさっぱり動かないでしょうね。
    緑化センターには散策をする人がたくさんいましたが、クマ注意の表示は見かけませんでした。

    gakuさんがツキノワグマが増えていると仰っている理由がようやく理解できて来ました。
    「高速道路から山を見れば良く分かる」とgakuさんが仰った中に3点のポイントが有ると思います。
    ①標高の低い里山等は30年前に全国的に松枯れが始まって、その後クヌギやクリが成長し餌が増え、動物が自然に繁殖しました。
    ②標高の高い所や山奥の国有林は林野庁が広葉樹を切ってスギやヒノキに変えて来ているから動物の餌が無くなって来ている。
    ③近年なら枯れが進行し、ドングリ類の動物の食料が減って人家の近くに出てきた。
    この3点では無いでしょうか?

    今日、10kmほど奥の兄の家に行ってツキノワグマの話をしてきました。
    兄の集落ではサツマイモはみんなイノシシに食べられたと言っていました。
    2週間前ですが、運転中に道路わきで立派な鹿を見かけました。
    山に近い所ではみんなイノシシやアライグマなどの被害にあっています。

    今日の事業仕分けで1.3兆円の借金返済の為に林野庁の今後の活動を承認したとの結論になりましたね。
    しかし、1.3兆円の借金も利益を上げようとした活動が借金になった訳ですから、今後も借金返済に頑張ればもっと借金が増えると思います。
    国有林は自然林に帰して動物開放区域にして囲ってしまえば、果樹や作物が動物の被害に逢う事が無くなり、山間地の人々の安全も保てます。
    これが動物も自然保護団体も農家もみんな喜ぶ、無駄のない解決策だと思いますが・・・。

    Comment by bunkataisi — 2010/10/30 土曜日 @ 22:06:31

  34. こんばんは。

    熊を始め獣達は”バカ”ですよ、人間と比較して。
    人と同じように道徳を持っていれば、人間界を脅かす事はしないはずです。
    学習放獣なんかいい例ですね、分からないんです、きっと、彼らは。
    今後もずっと分かり合えないでしょう、多分。

    人に例えてわかり易く言うと、何度捕まっても犯罪を犯す人がいますよね。
    殺人は行政の制御が利いてると思うのですが、他のの犯罪は‥。

    それ以下だと思いますよ、獣達は。

    ただ、熊は人間と違うので人のルールを適用するのは間違っていると思います。
    しかし人の生活を脅かす場合は、”バカ”の行動を尊重する必要は無い、と私は思ってます。
    他の人はどうか知りませんが。

    もっとも個人的には、猟場で”勝負”してほしいのですが‥。

    皆さんは知らないかも知れませんが、”銃”を持ってるだけで彼らの対応は違うんです。

    そういうものです‥。

    Comment by いち猟師 — 2010/10/30 土曜日 @ 23:21:53

  35. 盛り上がってきて、返信するのが大変ですが、
    明日は早朝よりナラの木に登ってドングリを食うクマ観察にでかけますので、コメントは後ほど。
    クマの場所は、豊田市のみなさんに見せてあげたいほど地つづきなんですよ。
    そのうちに、東海地区にも再調査に出向きますから。

    Comment by gaku — 2010/10/30 土曜日 @ 23:59:20

  36. どっかの保護団体は名古屋のAPECに参加したけど、そのお膝元で自分たちが絶滅危惧している動物が頻繁に出没して泡食ってるってのが実情でないでしょうかね。
    はっきり言って「邪推」ですが、そう思いたくもなる物です。
    でも、ドウングが不作で山を降りてくる熊が増えたならば、確実に熊の生活範囲が拡大しているという事にはなら無いでしょうかね?

    楽して飯が食えるならそれを受け入れる。

    人間も熊も変わりないと思いますが。

    もちろん、熊だけでなく、鹿や猿、猪等の野生動物全般に言えることですね。
    人間が生活している側は餌場ではないと。

    Comment by うどん — 2010/10/31 日曜日 @ 19:04:34

  37. う〜ん…
    再度お邪魔します。 私はただ「ブログを読んでいただけたら」と言われたので読んだものだけに対し率直に『感じた事』を書いただけです。
    それと‘答えが出ていると思ったら’とありましたが、私はブログを全て読んでいないと言うことを書いてありますよね?
    ただ一つ言えるのは、ここに来られてる方達とは同じ考えは持っていないと言うことでしょうか。宮崎さんの言われる『脳天気な一般市民』に近いかもしれません。なので宮崎さんのような方がメディアにバンバン出て熊は増えているという事を実証していかない限り『熊絶滅』は‘一般市民’の頭の中に埋め込まれていくでしょうね。

    あ、私は動物はバカだとは思っていません。そもそも人間と比べる時点でおかしいでしょう?
    それでは失礼しました。

    Comment by デル — 2010/10/31 日曜日 @ 23:17:27

  38. 度々失礼します。

    先日の豊田市御船町の養蜂場に再度現れたクマ(これは、多分・・・だそうですが)が、設置された罠にかかって捕殺されたそうです。手負いの状態での緊急捕殺、とのこと。
    やはり、クマは戻ってきたのですね。
    山続きになっていないから、まだあのあたりにいるのではと思っていましたが、養蜂場が更地にされても戻ってきたんですね。

    gaku様の言っていた通りでした。
    でも、まだまだ油断はできませんね。
    一体どれくらいの数が生息しているんでしょうか。
    東海の再調査をされたら、またブログにアップしてくださいね。
    お願いいたします。

    Comment by Juri Unathu — 2010/10/31 日曜日 @ 23:26:41

  39. >そもそも人間と比べる時点でおかしいでしょう?
    私は人間なので、自分の立場でしか物は見れません。
    まあ、他の動物の立場も想像できない事は有りませんが、あくまで勝手な想像ですね。
    だから人と比較するしかないのですが、上のコメントを書かれた方はきっとそうでは無いのですね。
    失礼いたしました。

    それからデルさん、なにやらケンカ腰のような気がするのですが、もう少し反対意見を言うなら言い方(書き方)考えませんか?
    たしかにココはあなたとは違う考え方の人が集まってます。
    空気を読みましょう。

    Comment by いち猟師 — 2010/10/31 日曜日 @ 23:40:45

  40. gaku様

    はじめました。

    ツキノワブマ事件簿、興味深く拝見させて頂いております。

    私は、四国の高知で、里山で熊に遭遇したなどと聞いた事がありません。そして激減していて全滅も時間の問題ではないかと言われています。九州は絶滅したと考えられていますが、gakuさんは、それを決め付けてよいのか?自然を見る限り決め付けるのは早いと云う意味の事をおっしゃっています。いずれにしても四国のツキノワグマがどの様な状況にあるのかは興味があります。

    さて、本日信州中野に住む友人と話をした時、ストレートに「クマは増えているのか減っているのか」と尋ねてみました。
    「増えている」との即答でした。
    根拠は、駆除や猟期に捕獲するクマの数ですが、表向きの捕獲数と実際の捕獲数には大きなずれがあり、実際の捕獲数の一割しか報告されていない?と言うのです。
    25頭が自主制限枠ですが実際は250頭が捕獲されているにも関わらずこれだけの出没情報がある。これが『増えている』の根拠のようですが・・・
    友人が増えていると言う根拠をgakuさんはどの様に思われますか?
    宜しかったらお聞かせください。

    一般的に里山や住居近くに出没するクマは、テリトリーからはじき出された若いオスや子連れの母クマが多い。これも数が多いからこうしてはじき出されたクマが人里近くにまで下りてくる。
    特に今年は山に食料が少ないから、はじき出された子は人里に現れることになる。以上のようなことを話してくれました。

    Comment by Bunpei — 2010/11/1 月曜日 @ 0:50:38

  41. 美味しい食べ物が楽に、安全に手に入るところがあれば、あらゆる動物はそこへ行こうとするとようです。そして、人間が食べている食物、人間が作っている作物は多くの哺乳類にとっても、たいへん美味しいものらしいということです。「人間の食料など食べたくはない。オレはあくまで野生の植物や果実にこだわる」などというストイックな動物は、おそらく、あまりいないのでしょう。しかし、かつては人間の食料を狙う動物たちにはしばしば命の危険が降りかかりました。

    東北のマタギは有名ですが、彼等のような本格的な職業猟師ではなくても、昔はどこの山村にも狩猟をする男の人たちが居たようです。私の高校時代の友人は埼玉の奥武蔵のある町(梅林が有名で、ゴルフ場も幾つかあり、東京方面から観光客も来るところです)の山奥の集落の出身でした。お父さんは林業労働者で、いくらかの畑もありました。しかし、その畑をイノシシが荒らすので、時々鉄砲で撃ったり、わなを仕掛けて獲っていたそうです。そして、彼女の家では近所の人たちにもその肉をおすそ分けをして、シシ鍋を食べていたそうです。昭和40年代後半の頃の話です。その後、彼女の故郷の集落の人たちは同じ町の中の平地に出来た団地に順次、引っ越してしまって、今は誰も残っていないようです。もちろん、家々の畑や果樹は放棄されました。(彼女の住んでいた町では、私たちが高校生だった昭和50年代半ばになっても、市街地でも多くの犬が放し飼いにされていて驚いたものでしたが、あれも野生動物を人里に寄せ付けないために役立っていたのかもしれません)

    十数年前、山歩きをしていた頃に知り合ったボランティアガイドの男性は長野県北部の山村の出身で元農家の方でしたが、若い頃は時々他の村人たちと一緒に猟をして、熊を獲ったこともあったそうです。しかし、その後、松本に仕事を見つけられて、一家を挙げて引っ越されました。故郷に残した田畑は当時はまだ、故郷に残った近所の方に貸して耕作してもらっているということでしたが、その後どうされたでしょうか。

    山村の過疎化と高齢化、やがては無人化、それに伴う、果樹園や畑の放棄が野生が動物の餌を増やし、狩猟人口の激減や犬の放し飼いの禁止なども、彼等に人里を恐れなくしている大きな原因だと、以前から宮崎先生も指摘されていたように思いますが、それは本当ではないかと私も思います。

    人は所詮、野生動物と「お友達」にはなれません。私の友人の父や長野の男性がしていたような付き合い方・・・彼等が人里に来ることは、命を失うほどに危険なのだと思い知らせること・・・・が正しかったのではと思うのですが、そうしたやり方は現代社会では受け入れられないのでしょうか?

    新美南吉の『手袋を買いに』は児童文学の名作ですが、あの中で母ギツネが人里を恐れるあまり、可愛い仔ギツネを独りで村に行かせてしまうというという場面があります。今思えば、あれが当時の野生動物の当たり前の態度たったのかと思います。

    Comment by やまひめ — 2010/11/1 月曜日 @ 20:47:23

  42. はじめまして。都会人とは言えませんが、山深い自然を知っているわけでもない、どちらかというと中途半端な自然との付き合いをしてきた四国生まれ、所沢在住の主婦です。
    私は以前、「熊がいる森というのは豊かで、日本の山林は熊が住める場所じゃなくなってきている」と何かの本で読んで、熊は絶滅の危機に瀕しているとずっと思っていました。

    最近の熊報道に加えて、東京からほんの1時間ほどの飯能の山に住む知人に「この飯能の山にも熊がいる」と聞いて驚き、その知人の家のそばで「熊を撃ったけど、はずれて逃げられた」と鉄砲を担いだ猟師さんに出会って、さらに驚きました。

    熊なんて本当に自分とは遠い存在だと思っていたのが、突然身近な存在になりました。
    熊のことを知りたいと、図書館でツキノワグマの本を片っ端から調べて、宮崎さんの本に出会い、このサイトにたどり着きました。
    熊は増えているという宮崎さんの説に驚きつつ納得するものがあります。

    私は人間が自然と共存、熊と共存する方法、道を知りたいです。
    これからも宮崎さんの情報発信に耳を傾けたいと思っています。

    Comment by ユーカリ — 2010/11/2 火曜日 @ 8:49:27

  43. [クマ]ツキノワグマは数が減っているのか?

    ツキノワグマは個体数も減少している上に、 山での食糧が減ったため人との遭遇が多くなり、殺処分が行なわれてさらに個体数を減らしている、 というのが今一般に広がっている認識で…

    トラックバック by くまのはちみつ — 2010/11/3 水曜日 @ 1:03:41

  44. ■27 ゆん さん
    >毎日、クマにおびえて暮らしております。
    >どうして報道というのは嘘八百なんでしょう?現場のことを見て居ないとしか思えないんです。

    ボクも、クマのことを知ればしるほど、最近ではものすごく慎重な行動になってきております。
    それまでは、「知らぬが仏」でしたが、いまではクマは「どこにでもいる」ので、たしかにおびえてしまいます。
    それだけに、事実は伝えつづけなければなりませんが、マスコミにはねじまげられますし、協力も慎重にならざるをえません。
    なので、ここはしっかりクマに暴れてもらわなければなりませんが、そうすれば地域住民はたまったものではありません。
    このギャップに悩みながら、少しでもいい写真を示して戦うしかないと思っております。
    富山県も大変でしょうが、ツキノワグマ捕獲自粛を猟友会に要請するのなら、県の自然保護課がきちんと生息数を調べて提示しないかぎり地域住民も納得しないのではないでしょうか。

    28■ 北割 さん
    理由づけはともかく、クマはほんとうに激増中ですよ。
    とにかく、たくさんおります。

    30■オキグルミ さん
    ボクからみても、おかしすぎる団体ですが、まあどんどん騒いでもらうのも結構だと思っています。
    その間にも、きちんとクマの事実を観察して発表していけば、社会の目線もやがて醒めて、確かになってくると思っています。
    そんな社会にボクは期待しています。

    31■タマリン@Masanobu
    >『となりのツキノワグマ』を拝読し、今ではここでのクマ生息の可能性は多いにアリと考えられるようになりました。

    貴ブログでも指摘されているとおりですが、外部環境を見ただけで、ボクには内部の動物たちの姿までもがみえてしまいます。
    なので、ボクも中国自動車道や中国山地の横断などをしながら周辺環境を見てツキノワグマは大量に生息している、とすでに過去ログでもそのことを指摘しています。
    岡山県から広島県まで大勢の人口があったとしても、松枯れ以後の30年間を検証してみるといった発想力のある人材が誰もいなければ、ツキノワグマはいつまでたっても「中国山地からは絶滅」ということになるのです。
    どんなに人間が多く住んでいても、自然界からのサインをきちんと受け止められないようでは、その地域は単なる盲目でしかありません。
    あの地域でオイラに年収でも補償してくれれば、大量のツキノワグマをあぶりだしてみせますが、「技術」に対するそのようなゼニの投入も惜しい、と思う人たちばかりかもしれませんね。

    >『鷲と鷹』は初版本…
    ありがとうございます。
    あの本のなかの「カンムリワシ」の営巣だって、日本の鳥類学者はそれまでは台湾で繁殖しているのではないか、といっていました。
    そんなことは絶対にないので、オイラは西表島に単身渡り、独力でいっぺんに3巣を見つけてしまいました。
    日本ではじめてのカンムリワシ営巣発見でしたが、すると、それまで「ヨイショ」してた人たちが蜘蛛の子を散らすようにオイラの前から逃げていき、口もきいてくれなくなりました。
    このとき以来、自然をテーマにしている人間を観察するのが実におもしろくて、だからいまは、ツキノワグマの視線を借りて「人間を見る」というゲームに没頭しているのですよ。

    Comment by gaku — 2010/11/5 金曜日 @ 9:11:09

  45. 3■bunkataisi  さん
    ①標高の低い里山等は30年前に全国的に松枯れが始まって、その後クヌギやクリが成長し餌が増え、動物が自然に繁殖しました。

    やっと、いいところに気づいてくれましたね。
    枯れた松につく昆虫たちだって、ツキノワグマの絶好な餌になりましたし。

    ②標高の高い所や山奥の国有林は林野庁が広葉樹を切ってスギやヒノキに変えて来ているから動物の餌が無くなって来ている。

    これは、性急に判断してはならないと思います。
    人工林だって、かなり動物たちを育てると同時に、スギ、ヒノキのもつ成分が健康媚薬を提供している可能性もありますから。

    ③近年なら枯れが進行し、ドングリ類の動物の食料が減って人家の近くに出てきた。
    この3点では無いでしょうか?

    これも一理あると思いますが、決め付けるのは早いと思います。
    「なら枯れ」だけに原因を押し付けて、絶対的な数の増加をきちんと検証しないとなれば、このほうが問題です。

    34■いち猟師 さん
    クマは、ほんとうにバカなのですぐに捕獲されて殺されますよね。
    利口だったら、捕まらないです。
    その点、キツネのほうがはるかに利口です。

    36■うどん さん
    >ドウングが不作で山を降りてくる熊が増えたならば、確実に熊の生活範囲が拡大しているという事にはなら無いでしょうかね?

    能登半島では、着実に海岸線に向かって生息範囲が拡大していますね。
    そのうちに、富山県のように釣り人を襲ったりして。

    >楽して飯が食えるならそれを受け入れる。

    おっしゃるとおりです。
    人間の生活区域はすべて、野生動物への「餌づけ」現場になっていることをボクはずっと言いつづけています。

    40■Bunpei さん
    >四国のツキノワグマがどの様な状況にあるのかは興味があります。

    31でも書きましたが、四国なら地元の人が本気にならなければツキノワグマをあぶりだすこともできないでしょう。
    身銭と時間と、自然を見切る確かな洞察力と技術力をもって…。

    >これが『増えている』の根拠のようですが・・・

    現場から、オモテに出てこない数字のあることに全国の人たちは気づいてないと思います。
    目撃情報だって、ボクはいちども役所や警察に報告したことなんてアリマセン。
    自然のことをきっちり理解している一部長野県の人は、目撃しても報告なんてしません。
    また、密殺もかなりおきているようですが、そんな数字はまったくオモテにでてきません。
    それらを総合しても、長野県のツキノワグマ生息数の発表なんてまったく参考にもならない数字だとボクは考えています。
    とにかく、一桁以上も狂っているのがほんとうのところでしょう。
    だから、中野の知人さんの言っていることはほんとうですよ。

    42■ユーカリ さん
    >熊は増えているという宮崎さんの説に驚きつつ納得するものがあります。
    >私は人間が自然と共存、熊と共存する方法、道を知りたいです。

    日本中で誰だって、寝室や台所にドブネズミが毎晩徘徊すれば心おだやかではないと思います。
    そして、そのドブネズミを個人的に排除する努力をするようになるのではないでしょうか?
    それを、ツキノワグマに変えればカンタンなことです。
    牙と鋭い爪をもった猛獣のクマと共存するには、人間と動物との安全距離にあると思います。
    その安全距離が、いまのツキノワグマでは近すぎるんですよ。

    43■くまのはちみつ さん
    ブログ拝見しました。
    WWFJとオイラをがっぷり四つにしてくれてますが、答えは簡単です。

    WWFJは自然保護団体で、会員からの会費や企業などからの寄付、賛助金などを当てて運営しています。
    職員もそれだけで生活している人もいることでしょう。
    そうなると、「ツキノワグマが増えている」となれば、集金活動にも支障をきたしますし、団体そのものの存在意義も薄れて職員だってリストラにあっていきます。
    なので、一般社会認識とのズレがあっても、ツキノワグマを「滅び」の対象にせざるを得ないところがあるのです。

    それに対して、オイラはたったひとりで自分だけの能力と資力と時間をつかってツキノワグマを目撃しています。
    その結果が、まちがいなく「増えている」ので、その事実を自然界の報道写真家として淡々と発信しているにすぎません。
    たったひとりの現場からの確かな観察結果と、何万人の会員がいてもマンションの机上でツキノワグマの事実をまったく目撃できないままの「結果」では、自然を測るモノサシがどんどんズレていきます。
    ですから、ツキノワグマをめぐりながらいろんな意見の背景にはどのような人間模様が隠されているのか、事業仕分けの対象にもなっているようなところもありますし、そこを国民が見破れないままツキノワグマで口角泡とばしているところが面白くて仕方がありません。
    まさにオイラは、ツキノワグマを通して現代の「人間」を見ているのです。

    なので、あなたのブログの最終章のまとめも、ちょっとズレてしまっていますのでいまいちど「保護」と「保護団体」の本質的区別も考えながら気持ちの整理をされてみるといいでしょう。

    Comment by gaku — 2010/11/5 金曜日 @ 9:40:37

  46. gaku様

    はじめまして、「くまのはちみつ」ブログ主の久麻當郎と申します。
    トラックバックに対して丁寧なご返事をいただき、ありがとうございます。

    gakuさんの保護団体に対するお考えはよくわかりました。
    私は、自分が何も行動していない人間だということで保護団体に対して批判的な目はあえて持たないようにしていたのですが、これからもっとツキノワグマについて知ろうとしたり発言したりするなら、そうもいかないようですね。

    それにしても、無人撮影のツキノワグマ写真は素晴らしいですね! きっとクマからすれば「見たな!」と恥ずかしがるような、素の姿がユーモラスです。

    Comment by 久麻(くまのはちみつ) — 2010/11/5 金曜日 @ 22:28:34

  47.  「奥山の餌不足」はある程度真実だと思います。
     ただし、「(今のクマにとっては)奥山の餌(だけでは)不足」といった()部分を付け足した上でのことですが。
     つまり、「奥山の餌の絶対量の不足している」というよりは、「クマの餌の消費量や嗜好が変わった」ため、「人里の餌を求めて出没する頻度」が増え、「決して奥山の実りの善し悪しに影響されるわけではない」が、あえて言えば「奥山の実りが悪いとその傾向が更に顕著になる」というのが正直なところではないでしょうか。
     事実、サル・シカ・イノシシは山の実の成り具合にかかわらず、慢性的な出没や被害に悩まされていますし。
     ところで、4年ぶりの大量出没と言われる今年、テレビや新聞などで捕獲(出没)したツキノワグマについて報道されており、その際出てくる個体の状況を映像で見たりデータ(体長・体重等)で見たりしたかぎり、あわれにやせ細った個体より比較的体格のよい個体が目立ったように感じたのですが、それは気のせいでしょうか。

    Comment by もとりんむ — 2010/11/16 火曜日 @ 23:05:29

  48. ■もとりんむ さん
    おっしゃられていること、ごもっともです。
    今年のクマも、まったく痩せておりません。
    このままいけば、2年後くらいから慢性的にサルやイノシシ、ニホンジカと同じようにツキノワグマも身近にうろうろ、ということになるでしょうね。
    そうなると、これまでいろいろ「餌不足」を言ってきた人たちの言動がどう変化するのか、楽しみです。

    Comment by gaku — 2010/11/18 木曜日 @ 12:24:19

  49.  初めまして、お邪魔します。
     というのも、鋭いなと思ったのが、「『奥山』感覚は、すなわち地つづきとなっている。」というところです。ごもっとも! 愛知だけではなくて、わたしの居る東北ですら、だいたい同じ様な認識でいる人は居ると察知しました。平地と山野が別々にある様な考えかたは、そもそも変ですよね。だから、餌不足ゆえに、山野から平地に熊が降りてくるという考え方も、やっぱり通らないみたいですね。
     これから、TPPやら、何やらをやるみたいですが、それで、農家が少なくなると、おそらく、熊は多発するでしょう。日本の植物の勢力を知っていないと、こんどは、都市部の周辺に熊が多発することになりますよね。

    Comment by エナメル — 2010/12/26 日曜日 @ 18:35:17

  50. ツキノワグマに、餌をあげればいいとおもうのですが・・・

    Comment by kikiki — 2011/9/26 月曜日 @ 11:48:19

  51. ツキノワグマに、餌をあげればいいとおもうのですが・・・
    どうでしょう

    Comment by kikiki — 2011/9/26 月曜日 @ 11:50:03

  52. 9月に入ってから山で13日間、日中ツキノワグマを目撃しました。
    出向いた日数からみると確率が7割りを超えています。
    もちろん、同じ場所で同じクマもいますが、違う場所でもかなり多く目撃しています。

    しかも、かなり狭い範囲で2頭や3頭を目撃しています。
    クマを語るとき、良くある話や憶測だけで話すことを聞くたびに、実態とかけ離れていることが多いな、と感じています。

    餌不足でクマが奥山から出てきたといわれても・・・、春は山に餌不足ということはあり得ません。
    なのに、クマは春から人里にいます。

    当地・私が見ている山では、一昨年はドングリが大豊作でした。
    昨年は、オニグルミが大豊作、クリは豊作でした。
    今年は、ドングリが豊作。クリはまずまずです。
    この3年間のブナは凶作です。

    よくある話では、秋に堅果類が少ない年はクマが人里に出没する、などと言われています。
    でも、ドングリの大豊作の年でも、クマは人里にもいます。

    私が見ている場所では、クマが多いと気付くようになりました。

    Comment by akke — 2011/9/26 月曜日 @ 23:03:12

  53. 四国に住んでいえるが、結局ツキノワグマが減っている(そういわれている
    から)のは四国だけか、さびしいなあ。ここの石槌山系にあるブナの原生林
    なんか見ていたらなんでいないのかと不思議な気がする(目撃情報はある
    ようだけど)案外結論はそうでないかもしれないので一部の希望は
    もっていますが。

    Comment by ロータス — 2011/9/27 火曜日 @ 5:22:55

  54. ■kikiki さん
    ツキノワグマには、すでに全国的にたくさんの餌をやってますよ。
    直接的意識しての「餌づけ」、間接的無意識の「餌づけ」。
    全国に展開されている戦後の大伐採以降半世紀にわたる森林再生による豊かさが、後者のツキノワグマに対する「餌づけ」になっているからです。

    ■akke さん
    やはり、現場を見ている人の意見がいちばん正解ですね。
    クマの生態写真が撮れるということは、それだけクマに出会えるという他人にない抜群なセンスとスキルをもっているからできるのです。

    それなのに、
    「熊が少ない」などと意見している人は、まったく自然界の仕組みとクマを見れない技術不足な気の毒な存在でしかありません。
    なので、技術のない人の書いた口あたりのいい本などを読み、受け売りの自然保護観念論だけを発信するから、全国に混乱をきたしていくのです。

    ですから、ここは確かな視線でクマを目撃できる人だけが、楽しみながら走り抜けるのがいちばんいい、と思います。
    それを繰り返していれば、社会は確実に変わりますから。

    ■ロータス さん
    ボクも、四国の馬路村梁瀬から奥山に入りましたが、ツキノワグマがたくさん生息していてもおかしくない環境でした。
    現地にボクが暮らしていればそれなりに調べられるのですが、ここは地元の人たちに頑張ってもらうしかありません。
    四国では、信州とはちがった方法論で攻める必要があると思いますが、自然界をどう読んでいくかといった現場での発想、ひらめきは一緒だと思います。
    とにかく、御地ではアイデアとスキルを込め、実行力あるのみだと感じています。

    まあ、ロータスさんが大金持ちで、ボクの年収を補償してくれれば数年間を四国に移り住んで調べてあげてもいいのです、が。。。
    どうですか、ここでいっちょう太っ腹となって、特別講師にボクを呼んでみるとか…?

    Comment by gaku — 2011/9/29 木曜日 @ 9:10:02

  55. 有難うございます、ただ残念ながら大金持ちじゃあありませんので
    もう少し仕事がヒマになってきたらこの晩秋から自分なりにいける
    ところで痕跡調査をしてみます。

    Comment by ロータス — 2011/9/29 木曜日 @ 11:15:10

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