なぜツキノワグマは人を襲うようになったのか?自然の変化を鋭く見つめ続けてきた動物カメラマン宮崎学が送る新メッセージ
2006/11/22 水曜日   研究

ツキノワグマの鼻紋は「指紋」になる…か?

鼻紋

ツキノワグマで、なんとか個体識別ができないかと考えている。

掌紋、指紋、月の輪マーク… どこかに、個体間の違いがみえるのではないかと考えるが、ひょっとしたら鼻紋でそれが可能なのかもしれない。

牛は、鼻紋が一頭ずつちがうから、これを指紋がわりにして識別票をつくっているという話を聞いたことがある。

そこで、ツキノワグマの鼻はどうなっているのだろうかと写真で確認してみたら、なんと鼻面にはブツブツができているではないか。

そのブツブツの並び方が、個体によってちがっていることに気づいた。

しかも、深く刻まれた皺のような相もあって、これも個体間にちがいがあった。

これは、ツキノワグマの個体を示す重要なポイントになるかもしれない。

まだ、4個体分しかサンプルはないが、もう少し鼻紋を集めてみたいと思う。

そして、この鼻紋だけを撮影する装置も考案すれば、案外おもしろそうなことの発見もできるかもしれない。

センサーで距離をはかり、ある枠のなかだけにきたらストロボを焚いて、鼻紋を写す…。

これは、無人撮影装置で充分にやれる。

まあ、オモシロイことは、なんでもやってみて結果をだしてみなければわからない。

そう考えると、またまた面白くなってきた。

(from/ gaku )

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8 件のコメント »

  1. 本当に1頭1頭違いますね、皺の入り方も違いますし、小さなブツブツ模様も、大きさや形、並び方が全然違いますね。

    あとは同じ個体が、年齢によって変化するのかしないのか、それを確かめる必要がありますね?それだけでも何年も掛かりそうですね・・・でもやってみる価値は充分にありそうですね。

    コメント by てっちゃん — 2006/11/23 木曜日 @ 14:35:33

  2. (ミスで先ほどの投稿が削除されてしまったので、再投稿します)
    これって絶対いけますよ!月の輪マークなどは体が濡れただけでも微妙な差が分からなくなるかもと思えますが、ここなら変化がないはずですね。
    ただ撮影の度に、熊にカメラの方を向いて「フガフガ」と鼻を寄せてもらう必要がありますが、熊の習性を理解している先生なら朝飯前でしょう。
    てっちゃんの年齢のことも気になりましたが、人の指紋と同じなら、相対的に大きくなるだけで、問題ないように思います。

    コメント by うりょ — 2006/11/23 木曜日 @ 15:42:09

  3. 初めまして!
    すばらしいブログですね!

    確か、ダイアン・フォシーもゴリラの個体識別に鼻紋をつかっていましたね。

    コメント by くまがい — 2006/11/23 木曜日 @ 16:28:04

  4. 鼻名顔配!
    オモシロイですね。

    コメント by 粗忽鷲 — 2006/11/23 木曜日 @ 19:09:54

  5. どのくらいの動物で出来るのでしょうか。
    少なくとも人間(猿も?)は無理と思いますが・・・。
    うりょさん、牛の鼻紋のサンプルはお持ちですよね、
    豚や馬は?動物ごとの鼻紋の特徴など比べることが出来れば面白い。

    でもさすがgaku先生。
    学習放獣する熊の鼻紋をとる運動も始めなければ。

    コメント by amitake — 2006/11/23 木曜日 @ 19:41:47

  6. 鼻紋も含めて、体の大きさや体付き、毛並み、耳タグなどで総合的に個体識別をしてみよう、という事ではないのでしょうか。

    コメント by クワ — 2006/11/23 木曜日 @ 20:04:04

  7. いや〜それにしても、クマの鼻紋をこのように見比べることのできるサイトなんて、数あるサイトのなかでも、ココしかないですね。
    毎回、驚きの連発です。

    コメント by もっち — 2006/11/24 金曜日 @ 0:33:28

  8. >うりょさん
    >てっちゃんの年齢のことも気になりましたが
    ビックリした、僕の年齢が気になるのかと思いましたよ・・・って、そんなわけ無いか・・・

    確かに普通に考えれば、年をとっても、模様が変わらずに、大きくなるのでしょうが、誰もツキノワグマの鼻紋を調べた方なんて他に居ないでしょうから?居たとしても死んだクマだけ?

    だからまだ決め付けるのは、早いかな〜と思ったもので・・・

    いまさらですが、こんなにバッチリ生きているクマの鼻紋が撮れるなんて、凄い事ですよね。

    PING:
    TITLE: 自然界の報道写真家、gaku先生の講演会
    BLOG NAME: 徒然日記
    本日、八ヶ岳の清里にある自然ふれあいセンターで行われた自然界の報道写真家、宮崎学氏(gaku先生)の講演会に行ってきた。今回の講演会のお題目は「フクロウの生態を知りたい 〜フクロウは夜だけ活動するのか」だ。伊

    コメント by てっちゃん — 2006/11/24 金曜日 @ 1:09:55

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