ツキノワグマが襲ってきたときのために
ボクのカメラ周辺のツキノワグマは相変わらず暴れている。
写真判定からいくと、まちがいなく10余頭が出没してきている。
そのなかには、耳にタグをつけた3頭の「学習放獣」個体もいる。
これらの学習放獣個体が記録されるようになってから、ほぼ毎日のようにカメラへのいたずらが発生している。
「学習放獣」は人間に捕まった忌まわしい記憶を秘めた「手負い熊」となるから、なかには復讐をしてくるものがいるとボクは信じている。
その証拠が、ボクのカメラ機材への攻撃ではないかとみる。
このような襲撃はこれまで一度もなかったことなので、それがここ一ヶ月ほどの間に集中的に起きているのも、「事件」だと思っている。
そのついでに、いつボクに歯向かってくるかが心配だ。
そこで、とうとう「熊撃退スプレー」を携行することにした。
いわゆる唐辛子入りの外国からの輸入商品だが、10数年前にも1本買ったが一度も使うことなく使用期限が切れていた。
今回も、買うつもりはなかったが、これだけ身近に凶暴なツキノワグマがいるとなると一応は護身用に持っていたほうがいいと思ったからだ。
しかし、「学習放獣」の際にこのスプレーで「お仕置き」をされた経験のあるクマは、スプレーを持っているだけで逆上して襲ってこないとも限らない。
鼻のいいツキノワグマのことだから、携行しているスプレーから私たちには気づかない「唐辛子」成分のにおいが若干するハズだ。
クマはそこを突いてくる可能性もある。
このため、「熊撃退スプレー」にくわえてこれまで持ち歩いていた厚手の「山鎌」との併用にしている。
しかし、最近よく考えてみたら、この鎌は刃がカーブしているから戦ったときにツキノワグマの力で持っていかれてしまう盲点のあることに気づいた。
そうなれば、スプレーだけになってしまうので、別な刃物を検討しなければならないと思っている。
槍のように柄がついていればクマとの距離もかせげるから、「マタギ鉈」ということになろう。
銃刀法違反にならないように、警察署などとも相談しながら確実なものを入手することにする。
写真上:熊撃退スプレー
写真下:柄のついた山鎌だが、刃のカーブが曲者であることに気づいた。



市販品で、押して(突いて)も引いても使えるキノコ用の釜を持っています。
柄を付け替えてペンキ塗り用の長い柄をつけて使っています。
高いところのキノコを採るのが主目的ですが、熊に対しては槍みたいに使えるかな?
写真を送りたいのですが、どこへ?
コメント by amitake — 2006/11/3 金曜日 @ 21:26:11
11月5日に「自然界でのツキノワグマのおかれている立場の「いま」を知らなければならない。」とお書きになっていますが、
だとすれば、クマ撃退スプレーやクマに襲われた場合に備えての武器である刃物を
携帯して写真を撮りにくる貴方の存在もクマがおかれている立場の「いま」になるわけで、クマが襲うかもしれない状況が貴方によって設定されているとも言えることになります。
不幸にして、クマと貴方が戦う状況が発生して貴方が敗北すれば、クマ狩りがエスカレートするでしょうし、クマが敗北すれば、人間を襲ったクマとして問題になることはないでしょう。
けれども、もしクマが貴方によって「手負い熊」となって逃げた場合、人間に傷つけられた忌まわしい記憶を秘めて、どこかで
人間を襲うという行動をとる可能性があるわけですから、
「なぜツキノワグマは人を襲うようになったのか?」という問いに対する回答のひとつがなされているように思います。
別に重箱の隅をつっつくようなことをしようとは思っていませんが、「ツキノワグマが襲ってきたときのために」にある山鎌なるものの写真を見て、上記コメントさせていただいたように思いました。
コメント by ふわドラ — 2006/11/27 月曜日 @ 11:12:03
↑一般の人と宮崎先生をいっしょにしては失礼ですよw
先生は言うだけのことをきちんと実行されてる方ですから。実行できない私たちはいつも教えて貰ってるんです。
コメント by HalfNote — 2006/11/30 木曜日 @ 16:32:57