なぜツキノワグマは人を襲うようになったのか?自然の変化を鋭く見つめ続けてきた動物カメラマン宮崎学が送る新メッセージ
2009/11/11 水曜日   ツキノワグマ日記

カメラが熊にいたずらされた

3週間ぶりにカメラのメンテをするべき、ある場所にでかけてみた。
なんと、樹枝に縛り付けておいたカメラコントロール用のアンプが、いたずらされて吊る下がっているではないか。
こんなことをするのは、人間かツキノワグマしかいない。
よーく調べてみると、細い幹にはタテに爪跡が何本もしっかり残っていた。
傷跡の大きさ深さからして、それは子熊の爪跡だった。

やっぱり、好奇心旺盛な子熊がアンプに興味をもって細い幹をよじ登ってきたのだ。
ついでに、カメラ本体も動かされて、レンズは空に向かって3枚の空シャッターを切っていた。
メディアを調べていつの作業かと時間をチェックしてみれば、一昨日の深夜2時のことだった。

そういえば、6月から3組の親子熊がここにやってきていることはわかっていた。
1組は、子熊を2頭連れていて、あと2組は1頭だけの子熊だった。
いたずらをしたのはこのうちの誰かだろうか、それとも新顔の親子熊が新たにやってきたものなのか?

このような事件もあるのだから、カメラを3週間もほったらかしにしてはいけないと大いに反省をする。
天候がしばらく安定していたからよかったものの、この間に大雨でもくれば貴重なアンプを水浸しにしてダメにするところだった。
まあ、ここでの撮影も3年間に及んのだから、もうそろそろカメラの回収をしてもいいと思っていたから、これを機会に設置を取り外してきた。
そのキッカケを、子熊がつくってくれたことになる。

写真上:6月からの新顔子熊兄弟。
写真中:こんなカンジにアンプが吊る下がっていた。
写真下:爪跡は、子熊のものだった。

(from/ gaku )

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4 Comments

  1. こんばんは。
    なにか訳が分からなくなったので、教えてください。

    一枚目の2頭クマの写真、兄弟?それとも親子?のどちらなのでしょうか?
    兄弟だったら違う年に生まれた兄弟ですよね、サイズから言っても‥、ワシやタカのヒナじゃあるまいし。
    クマってそんな子育てするのでしたっけ?

    親子だとしたら親の方がやけに小さく感じるのですが、錯覚ですか?
    錯覚じゃないとしたら‥、栄養&安全過多の野良猫の♀みたいですね。

    不躾な質問で申し訳有りませんがご教示下さい。
    何か???って感じなもので‥。
    宜しくお願いします。

    Comment by いち猟師 — 2009/11/13 金曜日 @ 0:02:00

  2. おなじ腹兄弟ですよ。
    大きさは、それほど大差なかったですが、写真の角度によってはそのように見えることもあるのでしょう。

    Comment by gaku — 2009/11/20 金曜日 @ 9:11:21

  3. 以前の、カメラを覗くクマといい、クマという奴、好奇心が強いのですね。
    自分を襲うものはいない、という余裕も、クマを、遊びに導くのでしょうか?

    Comment by 小坊主 — 2009/11/20 金曜日 @ 18:06:28

  4. なるほど、目の錯覚ですね。
    了解いたしました。
    ご負傷中のところ御手数をお掛け致し、大変申し訳有りませんでした。

    これに懲りず、またよろしくお願いします。

    Comment by いち猟師 — 2009/11/20 金曜日 @ 20:50:15

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