なぜツキノワグマは人を襲うようになったのか?自然の変化を鋭く見つめ続けてきた動物カメラマン宮崎学が送る新メッセージ
2006/10/3 火曜日   ツキノワグマのニュース

ツキノワグマに無知なキャスターの不用意な発言

クマの後ろ姿足の裏

昨夕の民放全国ニュースで、「国際クマ会議」が軽井沢で開かれていることを報じていた。

クマの研究者や専門家たちが集まって会議をしているそうだけれど、これまでにも国内では数多くのクマに関する「シンポジウム」などが開かれているのに、同じような意見だけしか論調にのらずに一向に新しい自然観がでてこないのが不思議でならない。

このニュースを報じていたキャスターが最後にひと言発したのには驚いた。

『クマが里に出てくるということは、山が棲みにくくなっているのでしょう、ね。』

野生動物たちが棲みにくければ、そこを「去って」いくものなのだが如何なものだろうか。

そうした不用意な発言が自然を理解してない無知な人たちを混乱させてしまうから、キャスターを支えるスタッフも、日本の自然界の正確な現状を把握するべきであろう。

スタッフに入れ知恵するのも、専門家や研究者となるのだが、画一的な自然観だけしか持っていないと、伝えることもみな同じ意見となってしまうことにもモンダイがある。

会議も大事だが、こうしている間にも山野ではツキノワグマが活動している。

そんなツキノワグマの現状をさらに探るべく、ボクは里山よりかなり奥地に無人撮影ロボットカメラを設置することにした。

ハイカーや散歩などに訪れる人間がまずいない、山間地だ。

このため、デジタルカメラは電源をたくさん必要とするので、そのためのバッテリー探しに今日は奔走している。

車のバッテリーだが、無人撮影に向いたものとそうでないものがあるからである。

これらのバッテリーは数が少ないから、それらを見つけ次第買いだめているのである。

無人撮影といっても、容易ではない技術と工夫と根気と時間が、必要だからである。

(from/ gaku )

コメント&トラックバック

2 件のコメント »

  1. 研究者の意見もいろいろあります。
    山奥でクマを根気づよく観ている研究者も、いますので、あしからず。

    コメント by 石田 健 — 2006/11/5 日曜日 @ 11:52:30

  2. 上記で書かれているニュース番組とは別だと思いますが、
    9/21に「報道ステーション」で放送された
    『民家に大量出没 凶暴クマとの果てなき闘い』
    という特集の内容が番組のHPに掲載されています。

    http://www.tv-asahi.co.jp/hst/contents/special2/060921.html

    コメント by テイカカズラ — 2006/11/5 日曜日 @ 21:45:03

このコメント欄の RSS フィード

コメントをどうぞ

※初めてコメントする方は簡単に自己紹介をお願いします

お名前:

Email:

Website:

このブログへの訪問者