東北地方のクマ事情…
10月下旬だったが、秋の東北地方までドライブをしてきた。
およそ1週間の駆け足旅、だった。
自分なりに東北地方の山並みを見ておきたかったからだ。
走行距離は、2200余km。
それなりに、いい、旅だった。
信州を発ち、新潟経由で、まずは飯豊連峰、朝日連峰、蔵王、月山、奥羽山脈、盛岡、八幡平、八甲田山…。
帰路は再び飯豊連峰へ立ち寄り、小国経由で村上市、さらには奥只見、南魚沼、十日町を経て、帰ってきた。
このような旅は、もうかれこれ40年間もいろいろな目的で全国展開をしてきている。
あるときには、イヌワシやクマタカやハヤブサを求めるだけの旅も、してきた。
今回は、ツキノワグマの実態を探る旅だったので、山をしっかり見てきた。
ボクには、自分自身の独特な自然観があるから、まずは、それぞれの地域に赴きそこにある自然現象を読み、自分の感覚を投入して全体を掘り下げるという手法がとれる。
だから今回は、
山の高さ、大きさ、深さ、密度を求め、そこにどんな樹種があり、どれほどの時間がかかっているのか?
くわえて、地元民の心理を探り、答えをだすことにつとめてきた。
その結果は、ツキノワグマなんて今日の日本で滅びゆく動物でもなんでもない、ということだった。
すざまじい勢いで東北地方には大自然が残されている、ということである。
これは、なにも東北地方に限ったことだけではない、西日本から本州のすべてにいたるまで、すざまじく豊かな自然環境が今日の日本には展開されているからである。国土全体の山野の豊かさに比べれば、人間が社会を築いて占有しているところはほんとうに微々たるものであって、日本の山野の現状は見事なものだからである。
こうした事実に気づかないまま、「自然は滅びる、ツキノワグマは絶滅する、日本の山野は荒廃している」と言いつづけることのほうがボクには滑稽でならなかった。
だからといって、自然を破壊しつづけたり、ツキノワグマを無差別に捕獲し続けていいと言っているのではない。それぞれの地域で目の前にある自然を確かな視線で見つめることをしてほしい、と言っているだけのことである。
そのことを自分自身で確かめるために、今回は出かけたのである。
写真には、個々の説明を省くが、今回の東北でいろんなサインとなる場面がボクのアンテナにはひっかかった。
これらの地でツキノワグマをやるつもりはないが、こうしたサインがどれほどの個体数につながるかを早く知りたいものだ。











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