ツキノワグマのゴミ化粧
自動撮影ロボットカメラも、10台ちかくなると、その管理もたいへんだ。
しかし、楽しみでもあるし、発見もたくさんあるからやめられない。
とくに、数日間留守をしてからのカメラチェックほど楽しいものはない。
留守中に自分がどこで何をしていたのかと考えながら、ツキノワグマや他の野生動物たちの行動時間帯とくらべてみるのである。
そういうときほど、「日本の自然界の素顔はまったくといっていいほどに、全国的に誰も知らない人のほうが多いのだろうな」、とも思ってしまう。
標高1500mのところに設置してあるカメラに、ツキノワグマの後ろ姿が写っていた。
2008年8月25日12時49分、である。
まったく人の来ない森なので、昼間にのんびりと若いツキノワグマが歩いたのだ。
この時間帯にボクは、東京からのお客さんと「信州そば」を食べていた。
私たちが下界で食事中にも、野生のツキノワグマはボクのカメラの前をちゃんと歩いていたことがうれしい。
そのクマは、背中に、森のゴミをつけていた。
このように背中にゴミをつけている熊がときどきいるが、これは、この直前にお気に入りの場所で寝転がってきたことを示しているからだ。
この行動には、ある意味が隠されており、いつかはそんな姿を撮影したいと思っている。
とにかく、こうして自動撮影される写真を分析しながら情報を得るのも、ボクの仕事である。
「黙して語らない自然界」を少しでも理解するには、根気よく目的にあわせたカメラを設置しながら、そこに記録される情報分析が必要だからである。
こうして、ボクはたくさんの情報を得ながら、森でのできごとを探っている。
だから、無人撮影カメラはどんなにたくさんあってもいいのである。
カメラの数が多いほど、情報もたくさんとれるからである。
写真:背中にゴミをつけて歩くツキノワグマ。夜間のようにみえるが、シャッタースピードをあげて確実性をとっているからこのように写るのだ。
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初めまして。岡崎市で弁護士をしている63歳です。
ことしの2月、昭和伊南病院に友人を見舞ったとき、うまいと教えられたそば屋さんが駒ヶ根駅近くの「喜野ヤ」でした。その店に「雪の日に大木の下で遊ぶキツネ」のパネル写真が掲げてあり、女性店員に「この写真は宮崎学さんの?」と聞くと、アタリでした。店の書棚には宮崎さんのフクロウの写真集もありました。ぼくも動物が好きで、野生のクマはまだ見たことはありませんが、米田一彦著「山でクマに会う方法」を興味深く読みました。蓼科に古い山荘を持っていますが、8月末に山荘近くを車で走っていたら、ヘッドライトの先にシカ1頭とホンドキツネ2匹をみつけ、うれしくなりました。これからも、森の動物たちの意外な生態をご紹介ください。
コメント by 天野茂樹(あまの・しげき) — 2008/9/9 火曜日 @ 0:24:37
天野さん、はじめまして。
そうです、当日はその「嬉野ヤ」さんで蕎麦を食べておりました。
嬉野ヤさんの蕎麦は、美味しくて、量があって、安くて、三拍子そろったお蕎麦です。
今後とも、ご贔屓よろしくお願いします。
コメント by gaku — 2008/9/11 木曜日 @ 8:04:05