九州のツキノワグマ
2011年10月24日。
九州の祖母山でツキノワグマの目撃情報があった、と新聞報道された。
はたして、信憑性はいかに!?
新聞報道によれば、
「10月24日の朝6時ころ、祖母山を縦走していた女性が1、5mほどのツキノワグマらしき動物に5mほどの距離で出会ったそうだ。
驚いた女性は笛を吹くと、その動物は二本足で立ち上がって逃げていった」、という。
そのあと、吼え声も聞いた、とか。
この報道に、地域の猟友会はカモシカの誤認ではないか、と唱える。
99、9パーセント、ツキノワグマではなく、ニホンカモシカなのだ、と。
たしかに、カモシカでもツキノワグマとまちがえるほどに真っ黒い毛並みをしたものがいる。
そして、登山道など至近距離で人間と対面してしまえば、カモシカも後ろの二本足だけで立ち上がって方向転換をする。
このとき、驚いたカモシカはかなり大きな声で「フシャー フシャー … 」っと、啼くこともある。
なので、野生動物の識別に詳しくない女性なら、カモシカをツキノワグマと間違えてしまってもおかしくないのである。
そんなカモシカとの出会いを何回も重ねているオイラだから、ここはやはり「カモシカ」だったのではないか、と思ってしまう。
しかし、残りの0、1パーセントはツキノワグマかもしれない、という疑問も残る。
これに対して、地元の専門家は「目撃状況からツキノワグマに間違いないのではないか」、といっている。
99.9パーセントの確率でツキノワグマかもしれないが、0、1パーセントはニホンカモシカかもしれない。
いずれにしても、出会った女性が判定のできるような写真を一枚でも持っていれば一気に解決するのだろうが、どうやら再びまた九州の「クマ」情報は消化不良のままうやむやになってしまいそうだ。
とまあ、このような何とも具体性に欠けるツキノワグマ情報が九州からは過去何回も続いている。
やはり、ここは地元の人たちに確実な写真などを撮影して公表してもらいたいものだ、と思う。
九州にも、動物写真家を自認している人たちが何人かはいるハズだろうから、そこはしっかり奮起してもらいたいものだ。
もっとも、オイラはいろんな野生動物の写真を撮ってきて思うことだが、ツキノワグマならクマだけを考えていたのでは絶対に撮影ができないと思っている。
ツキノワグマを語るには、その地域に暮らす野生動物のすべてをきっちり語れなければ、「ツキノワグマ」も見えてこないからである。
九州でツキノワグマだけを撮影しようと思えばおもうほど、ツキノワグマは見えてはこないだろう。
そのまえに、九州の山地でいろんな「仕掛け」をして、ツキノワグマの尻尾を確実につかむことからはじめなければならないからだ。
このように、九州でのツキノワグマ報道があった直後、オイラの「ツキノワグマ事件簿」は一日に1万件を突破するアクセスがあった。
それだけ、日本中が「九州のクマ」に注目しているのだろう。
地元にオイラが暮らしていれば、どんどん積極的にツキノワグマをあぶりだしてみる、と思う。
そこで、近いうちに出かけていって1年以上有効な「仕掛け」をして、なるべく現地に行く調査回数を減らしながら結果を探ってみたいと考えている。
長野県から、遠い九州まで身銭を切ってなんでオイラが行かなければならないのかと思うが、これも写真家としての自分のスキルを試すだけ、なのである。
写真:二本足で立ち上がるツキノワグマだが、カモシカもここまで直立はしないでも似たように立ち上がって方向転換をする。
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お久しぶりです。(ブログも自宅、会社で読み逃げばかりで、すみません)
近頃は山、道路で、ばったりお会いできませんね(笑)
九州のこの事件は大変気になっていました。
吠えたということですが、どんな声だったんでしょうかね、オッエーなんて声だったら、もしかしたらの可能性もあるかもなんて勝手に想像します。
0.1%にかけてみたいと思いますが、実際クマだとしても、どうすることもできないというのが本当のところじゃないでしょか。
宮崎さんの行動力に期待しております。
昨日、久々に池山に登ってきました、3本木地蔵付近にクマタカが飛んでいました、5分ほど観察できましたが、やっぱいいですね。
いよいよ師走です、ご多忙と存じます。どうぞお体を大切にお過ごしくださいませ。
コメント by 野人 — 2011/12/1 木曜日 @ 12:01:37
■野人さん
相変わらず山に登られているのですね!
29日には、ボクも池山にいましたよ。
現地も、いよいよ冬支度になりましたね。
九州のクマは、仕方がないので行ってきます。。
コメント by gaku — 2011/12/2 金曜日 @ 8:17:15